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1on1ミーティングがうまくいかなかった時の対処法

先日「1on1面談✖️コーチング」という座談会に参加させていただきました。

その際、1on1面談に苦戦されている方へ向けて・・ということで、コーチング・メンタリングでご一緒している方々から出たのは、「必ず、部下にはすっきりした気持ちで面談が終わるように心がけている」「諦めずに継続することが大事、うまくいかないときには相手に聞いてみる」「今、感じていることを聞いてみる、確認し合ってみることで次に繋がる」など、コーチングマインドに通じるお話がありました。

今日はあらためて、1on1ミーティングがうまくいかなかった時の対処法について考察してみます。


1on1ミーティングがうまくいかなかった時の対処法

1. 振り返りを行う

何が問題だったのかを分析します。コミュニケーションがスムースではなかったのか、期待する成果に届かなかったのか、リソースやサポートが不足していたのかなど、具体的な原因を特定しましょう。上司が何を伝えたいかの準備より、うまくいかなかった真因を探る振り返りの時間を取ることも大切です。

2. フィードバックを得る

ミーティングの相手にフィードバックをお願いし、自身が気づかなかった問題点や改善の機会について意見をもらうことも有効です。うまくいかなかったなら、その相手に真摯に聴いてみる・・・ここではオープンな姿勢が重要です。上司のこうした姿勢は、信頼関係を深め、問題解決に向けた建設的なプロセスを進めることができるようになります。

3. 次回の1on1で改善策を共有

フィードバックを受けた後、次回の1on1ミーティングで、そのフィードバックに基づいた改善策を共有します。改善策が見つからない場合も、改善策を見つけるプロセスを一緒に進めることも大事です。「今、何がわからないのか」や「どの部分が停滞しているのか」を率直に共有し、次回までに共に考える課題を明確にしてもいいでしょう。また、今どう感じているのかを確認し合うことで、透明性を保ちながら、双方が納得できる次に繋がるステップを踏むことができます。

4. ミーティングの目的を再確認する

1on1ミーティングの目的が不明確だったり、双方で異なっていた場合、期待がズレることがあります。目的を明確に再確認し、共通のゴールを設定することが必要です。また具体的な改善策が見つからない場合は、共通の目標の再設定が必要かもしれません。より短期的で具体的な目標を再設定し試してみる・・例えば、「次回の1on1までに、週に1回進捗報告を行う」「3つのタスクを重点的に取り組む」など、進行状況を測定できる、小さなゴールを設定するのも効果的ではないでしょうか。

5. 信頼関係の再構築

もし信頼関係に問題があると感じた場合は、1on1ミーティングの外でも積極的にコミュニケーションを取り、相手の考えや感情に寄り添う姿勢を示すことが重要です。また1on1の頻度やミーティング形式が適切か見直します。短すぎたり、頻繁すぎたりしていないか、また、対面かリモートかも相手のスタイルに合わせて調整しましょう。こうした心理的安全性を高める配慮は、信頼関係の再構築に効果的です。

6. 外部サポートの利用

必要に応じて、コーチングやメンタリングのスキルを磨くために、トレーニングを受けることも有効です。特に相手のモチベーションや成長をサポートするスキルが必要な場合、コーチングスキルの向上は大きな助けになります。


まとめ

いかがでしょうか?

時には、解決策を見つけるプロセス自体が試行錯誤を伴うものです。

完全な解決策がなくても、小さな改善や一時的な対応策を試してみる、そういった諦めない姿勢が重要です。

どの手段が効果的かを共に確認しつつ進めることで、徐々に最適な解決策に近づけることができます。

そして他の同僚、専門家、またはコーチングプログラムを導入して、第三者の視点を得ることも有効です。

異なる視点が問題解決の突破口になることがあります。

1on1ミーティングの新たな視点を得たい方は、以下も参考になさってみてください。

https://www.bizmentor.jp/1on1_pt_lp

田部井 茉里
田部井 茉里
1994年パタゴニア日本支社札幌ストアマネージャーとして札幌商圏にて2店舗の立ち上げに成功、2013年GCSにてコーチングを学び、問題解決、人財育成で成果を上げ、2018年マネージャーを退いた後も、エキスパート社員として地域において環境・社会問題にも取り組むとともに、社内外でコーチング・メンタリング個人セッションはもちろん、組織改革の分野においても活動を広げ、資質を活かした人財育成によるライフスタイルの実現を通してクライアントの成長をサポートしている。外資系企業における勤務が一番長く27年になるが、学生時代からカフェ経営に携わり、その後山と渓谷社skier編集部、経理部、Club Med サホロリゾートskiGO、同リゾートモルディブにてブティック勤務、山と渓谷社広告宣伝部を経て札幌移住と、多彩な仕事経験は現在の自身の財産であり、多様な方々にコーチング・メンタリング提供中。

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