誰かの人生ではなく、自分自身の人生を!
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さて、今回は「固定観念」について考えたいと思います。 熱戦が続いたオリンピックをテレビで観戦し、活躍した選手たちのインタビューを聞きながら感じたのは、肉体的な強さと共に、精神的な強さ。
失敗や不安な気持ちと向き合い、過去に囚われずに本来の自分の強みや特性を惜しみなく引き出そうとしていること。 これらから、私たちを取り巻く固定観念について考えてみました。
過去に失敗した経験や他の人から言われたことで知らず知らずのうちに、自分の行動に制限を欠けていることはありませんか?
周囲の決めた価値基準に合わせる
私には苦い経験があります。「普通は〜するべき」、「そもそも、〜に決まっている」と決めつけ、初めから他者の意見を受け入れない上司や先輩、後輩社員。
過去の経験則に基づき、その経験則が万人にとっても絶対的な判断基準となり、押し付けてくる。 私は疑問を持ちながらも、まずは受け入れました。
しかし、「本当にそうなの?」、「自分が考えていることは間違っている?」と思うようになりました。
改めて考え直すと、このように思ったのは、「周囲の人たちが決めた価値基準」に自分を合わせようとしたから。
若い頃は自信もなく、誰かの意見を求めていた。実際、それが楽だったのかもしれない。
他人が言うことを、ほぼ自動的に受け入れていました。
「周囲の人たちが決めた価値基準」に合わせるとは、誰かの決めた価値観に囚われ、また、勝手に自分自身の個性や可能性にリミット(限界)をかけてしまうことでもあります。
やっぱり My Bestで行こう!
しかし歳を重ね、経験を経ることで、自分の価値基準を持つ必要性を感じるようになりました。
アメリカへ留学し、外資系企業に勤めた多様性に溢れた経験が、自分の価値基準を持つことの大切さを意識させてくれました。
自分自身にとって大事なことや、それほど重要では無いことを分けて考える。
時間には限りがあるので、やはり自分にとって大事なことを優先させたい。
誰かの決めた基準で判断することは、その誰かの人生を生きること。だとしたら、改めて自分の価値観を大事にして、自分の人生を生きたい。
誰かにとっての”The Best”ではなく、自分にとっての”My Best”を大切に。
ロバート・フロストと言うアメリカの詩人をご存知でしょうか? 彼の詩に、「選ばなかった道」と言う詩があります。私の好きな詩です。
この詩から考えさせられるのは、人生は取捨選択の連続であること。
そして、その時々に、自分の価値観と意思に基づいて人生の選択をする、と言うこと。迷い、悩んだ時には、この詩を思い出します。
まとめ
これまでに、ヘッドハンティングを受けたことがあります。私は企業に勤めた経験だけでなく、会社経営に携わり、廃業をした経験があります。
この経歴に関して、同じヘッドハンターでも、日本人とアメリカ人では違いがありました。
日本人ヘッドハンターからは、うまくいかなかった経験に対してマイナス評価を受けました。失敗経験だと。
一方アメリカ人ヘッドハンターからは、そのうまくいかなかった経験をどのように活かそうとしているのか? と聞かれ、”Good try!” と言われました。
この2つの視点の違いにも、固定観念について感じることができます。(個人的な小さな経験ですが) コロナ禍を経て、環境や価値観が大きく変わりました。
私たちも、古いメガネを外して、自分の価値基準で変化に適用する必要がありそうです。
客観的に自分を見直すとき、私たちメンターがお役に立てるかもしれません。
是非ご相談ください!