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「1on1ミーティング」を「人事考課面談」との違いから考えてみる

今年も残すところあと数週間となりました。今年一年を振り返ってみると、個人的にはJRLAの設立に参画したことなどがトピックとして挙げられますが、業界的にズームアウトしてみると、「1on1ミーティング」が取り沙汰された年であったようにも感じています。


「1on1ミーティング」をご存知ですか?

1on1ミーティングは、部下やメンバーとのコミュニケーションの機会・ツールとして、今や大手企業のみならず、中堅企業からスタートアップ企業にも導入が試みられているようです(感覚的にはIT企業にその事例が多いように感じています)。仮に、組織的に導入していないまでも、この名称をご存知の方は多いのではないでしょうか。


さて、この1on1ミーティングですが、導入前の企業・組織においては、その名称は知っていても、やり方をよく知らない、または、誤解をしているところが多いようです。そこで、今日のブログでは、この1on1ミーティングについて、誤解の対象となりやすい「人事考課面談」と比較しながら説明してみたいと思います(「『任せるリーダーが実践している1on1の技術』 小倉 広著 日本経済新聞出版社」を参考)。


「1on1ミーティング」と「人事考課面談」との違い

◆対象者

人事考課面談:直属の上司が評価対象となる部下に対して実施

1on1ミーティング:同上

◆目的

人事考課面談:半期や四半期時における目標設定や人事考課結果のフィードバック

1on1ミーティング:中長期的な部下の育成と、職場における心理的安全性の確立・エンゲージメントの形成

◆頻度/時間

人事考課面談:半期もしくは四半期に一度/15~30分程度

1on1ミーティング:毎週もしくは隔週もしくは月に一度/30~60分程度

◆テーマ例

人事考課面談:期初に設定した目標について(進捗、達成状況など)

1on1ミーティング:個人的な目標や課題、職場の人間関係の悩み、プライベートの悩み、など

◆スキル

人事考課面談:特になし

1on1ミーティング:傾聴、承認、質問等のスキル、コーチングやカウンセリング等の体系化されたスキル


いかがでしょうか。このように比較してみると、1on1ミーティングと人事考課面談が“似て非なるもの”であることが明らかになるのではないでしょうか。


1on1ミーティングにはマインドとスキルが必要です

では、それぞれの違いが明らかになれば、1on1ミーティングが適切に実施できるようになるのかと問われると、実はそれほど簡単なものではありません。

上記の違いが組織内に落とし込まれていることが大前提となりますが、その上で、1on1ミーティングの実施者(上司側)が、それを行うためのマインドやスキルを身につけていないと、失敗に終わる確率が高くなると言えます。


例えば、“失敗”とは具体的には以下のような事柄です。

・何を話したら良いかわからない

・間が持たない(沈黙できない)

・いつも雑談で終わってしまう

・・・

上記のような失敗をしないためにも、やはり、実施者(上司側)に適切なマインドやスキルが必要になるのです。

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大石 典史
大石 典史

東証一部上場企業2社を含む4社で法人営業、コンサルタント職、人事総務等を経験。現在は、銀座コーチングスクール(GCS)丸の内校代表、研修講師、パーソナルコーチを務める。国際コーチング連盟(ICF) 認定プロフェッショナルコーチ(PCC)。

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