アラフォーのあなたが、「もう一段階、成長したい」と思ったなら
会社に入って15年。それなりに成果もあげてきたし、役職にも就くことができた。
だけど、最近何か物足りない。
入社して間もないころは、自分が成長していくのが実感できていたのに、そういうこともなくなった。このままではいけない、でもどうすれば。。。
読者の中にはこういう方もおられるかもしれません。
経験が7割
大人・社会人の学びと成長は、「7割が経験から」と言われています。
知識やスキルの習得も大事ですが、ビジネスマンとしての総合的な力を高めるのには、特に経験が役に立つように思います。
私自身の履歴書と職務経歴書を見て、改めて気が付いたことがあります。
大変だったなとか、苦労したという時ほど書くこと(記憶していること)がたくさんあります。
そういう時の経験が、今の自分に役に立っているなという実感があります。
人事から広報に仕事が変わった(30歳)、本社から工場に勤務地が変わった・10歳も年上の部下がたくさんできた(37歳)、中国で製造会社の社長になった・リーマンショックの直撃を受けた(47歳)、パナソニックを退職し転職した(56歳)、などです。
背伸びすること、新しい環境に飛び込むこと
私の経験から整理すると、成長のために効果的な経験とは、以下のようなものだと言えます。
- 背伸びしないとできないようなことをやる
- 経験のない仕事をする。いままでと異なる環境で、異質な人たちと働く。
アラフォー世代のあなたが成長を実感しにくくなっているのは、同じ環境にいて、仕事にも慣れ、背伸びしなくても成果を出せるようになっているからかもしれません。
あなたには、変化のチャンスを逃さない、または変化を生み出すことをお勧めします。
新しいプロジェクトメンバーの募集、他部門からの誘い、海外への転勤の打診など、やってみたいけど大丈夫だろうか、どうしようかと思うことがあれば、積極的に手を挙げてみることを考えてみてはどうでしょうか。
自分自身で新しいプロジェクトを提案する、高い目標を掲げる、などもいいです。プライベートな時間に変化を求めてもよいでしょう。
少し難しい資格に挑戦する。やったことのないスポーツをやってみる。自分とは違う属性の人が多くいる交流会に参加する。このような機会からも多くの気づきがあると思います。
そしてもう一ついい方法があります。
大人の学びの7割は経験ですが、残りのうち2割は「他の人の観察やアドバイスから」得られます。
経験による学びを補完したり、経験から得られている学びに気づかせてくれる効果があります。
Biz Mentor があなたの成長のお役に立てるかもしれません。