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営業職に自信を持てないでいるあなたへ​

「営業職は専門職と言えるのか?」​​

この問いかけは、私のクライアントからしばしばいただくものであると同時に、私自身が若い頃に抱いていた自分に対する問いかけに他なりません。


営業職は専門職と言えるのか?

この問いかけに関する私の答えは、“YES”です。

少なくとも、私は自身の経験から、そのように断言することができます。

今日は、そのように考える理由をお話したいと思います。

営業職に対するあなたのイメージは何ですか?

そもそも、営業職に対するあなたのイメージはいかがでしょうか?

「業界の知識を広く浅く身につけている」

「営業トークを駆使して、自社商品を売りさばく」

「誰もができる仕事である」


上記のような回答だと、どことなく、見下されたような(少なくとも技術職など専門性の高い職種に就いている人材と比較すると)印象を受けてしまいますね(笑)。

営業経験を通算で15年程経験した私としては、このような言葉を聞くと大変残念な気持ちになります。何より残念なのは、営業職に就いているその人自身が、営業という仕事をそのように捉えてしまっていることです。


営業職とは「誰もができない仕事」である

そこで、私の若い頃の話をしたいと思います。

私が新卒で入社した会社は大手の製造業でした。文系出身の私は営業配属となりました(当時、文系出身者は営業配属が一般的でした)。

私がいた会社はメーカーということもあり、技術職やデザイナー職の意見が強く、彼らも自らの仕事に誇りに思っているように感じました。そのような環境の中で、自分に専門性がないことにコンプレックスを感じて、悶々と過ごす日々が続いていました。


「もう、この会社を辞めようかな・・・」


という思いを募らせていた頃、担当する得意先に対する商品プレゼンテーションの機会があり、会社としてプロジェクトチームを結成することになりました。

立場上、プロジェクトチームのリーダーを任された私でしたが、イマイチ自信を持てずにおり、そのような表情を浮かべている私に対して、技術職と営業職の橋渡しをする部門の先輩社員が、こんな言葉を掛けてくれました。


「大石ちゃん(←当時、関西出身の彼からこう呼ばれていました)、営業ほど難しい仕事はないで。営業は誰もができる仕事ではないんや。」

​​​​​​​

この言葉は、私の中で営業職に対するイメージが大きく変わった、劇的な一言となりました。

以来、私は、営業職に対して誇りが持てるようになり、何よりも、営業職を “ 誰もができない専門職 ” と位置づけられるようになったのです。


営業職の専門性とは何か?

では、あらためて、営業職の専門性について考えてみたいと思います。

私自身の経験による分析として、以下のようなものがあるのではないかと考えています。

  • 論理的思考力(物事をロジカルに捉え、整理し、アウトプットできる能力)
  • 信頼関係構築力(対内・体外的に、気持ちの良い人間関係を構築できる能力)
  • 企画・調整力(周囲を巻き込み、納得させて動かす能力)
  • プレゼンテーション力(明確さ・具体性を持って伝え、相手に理解させる能力)
  • 人間力(いわゆる人としての魅力、総合力)

いかがでしょうか?数え挙げれば、もっと出て来るかもしれませんね(笑)。

最後にもう一度、強調したいと思います。


「営業職は誰もができない専門職である」


このブログを読んでいるあなたには、どうか自信と誇りを持って、営業職を楽しんでいただきたいと思います。


( 大石 典史 メンターの詳細プロフィールページはこちら )

大石 典史
大石 典史
東証一部上場企業2社を含む4社で法人営業、コンサルタント職、人事総務等を経験。現在は、銀座コーチングスクール(GCS)丸の内校代表、研修講師、パーソナルコーチを務める。国際コーチング連盟(ICF) 認定プロフェッショナルコーチ(PCC)。

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