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部下との距離を縮める ”コミュニケーションスキル”

今回のブログでは、部下との距離を縮めるコミュニケーションの方法として、以下の3つに焦点をあてて考えてみることにします。

  1. 部下の育成・指導力の向上を主体とするコミュニケーション
  2. 組織内でのつながりを強化するためのコミュニケーション
  3. コミュニケーションを円滑化するための取り組み


部下の育成・指導力の向上を主体とするコミュニケーション

一般的に、部下育成で活用されているのは、ピーター・ドラッカーが提唱した目標管理制度(MBO)ではないでしょうか?

いわゆる「人事制度としてのコミュニケーション」です。

MBO面談制度とは、組織貢献と自己成長の両方が達成できる個人目標の設定と、その達成度で評価を行う人事制度の事ですが、この制度をベースにしたコミュニケーションで部下との距離は縮まるのでしょうか?

確かに、モチベーションの向上や能力開発という目的は達成できるかもしれませんが、この方法では、部下とのコミュニケーションという点では、限界があると考えます。
なぜなら、MBO面談では、個人の目標の達成についての評価が主体であり、部下との会話も、一方的になりがちだからです。


組織内でのつながりを強化するためのコミュニケーション

2019年4月に施行された「働き方改革」では、主に、「時間外労働の上限規制」「年次有給休暇の確実な取得」などがあげられました。
このことを推進・定着するには、管理職・リーダーのコミュニケーションスキルにかかっていると言っても過言ではありません。

では、期待される「管理職・リーダー」のスキルとは何でしょうか?

  • 経営課題を現場レベルで状況判断し、対応できるスキル
  • 経営課題を現場レベルへと落とし込み、運営するスキル
  • 部下に対する指導・育成スキル、マネジメントスキル

どれもが大切なスキルですが、これらのスキルを駆使することで、組織としての結束は強くなると思いますが、はたして部下との距離は縮まるのでしょうか?


コミュニケーションを円滑化するための取り組み

コミュニケーションを円滑にするには、何が大切でしょうか?

結論から言いますと、上司と部下との間で、「価値観をすり合わせる」事が最も重要ではないでしょうか?

そして、さらに「共感できる部分を見つける事」が出来れば、部下との距離を縮め、結果として企業の発展に繋がると考えています。

社員ひとりひとりに、こんな質問をしてみませんか?

  • 「自分にしかできない貢献とは何か」
  • 「本当に楽しいと思える仕事の充実感とは何か?」
  • 「一生付き合える先輩や仲間との出会いを大切に思うか」

様々な答えが返ってくるかも知れませんが、このような会話を通じて上司が部下の価値観を理解する第一歩になるのではないでしょうか。

皆さんは、部下の価値観を理解していますか?それ以前に、ご自身の価値観を知っていますか?

あなたもメンターと一緒に価値観を探す旅に出てみませんか?

( 山田 武彦 メンターの詳細プロフィールはこちら )

山田 武彦
山田 武彦
薬学部卒業後、三共株式会社(現:第一三共株式会社)で、医薬情報担当者(MR)として勤務、その後医薬品の安全性情報(副作用)の収集と伝達部門、IT部門長を経て、日立製作所との共同出資会社に副社長として転籍。総務部門を管掌する中で、社員育成の効果的方法を模索しコーチングを学び、メンター・プロフェッショナルコーチとしての活動を始める。趣味は、ウイスキー、文房具、読書、占星術。

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