緊急ではないけど重要なこと、大切にしていますか?
コロナ禍でも日々の仕事は変わりなく忙しく、リモートワークなど、むしろ部下とも上司ともこれまで以上にコミュニケーションが必要で、時間に追われているリーダーも多いのではないでしょうか?
時間の足りないあなたへ
先日のセッションで若きリーダーであるSさんから、「時間が足りません」「スタッフの成長をサポートすること、それがチーム力をあげること、理想のチームにすることと分かっているのに、課題に追われ取り組む時間も、そのために自身が学ぶ時間も取れないんです」というご相談がありました。
私もかつてマネージャーという役割の中で、日々の生活にON/OFFがなく、いつもONなんです、と豪語していた頃がありました。自分のまわりには「緊急で重要なこと」ばかりで、優先すべきはもちろん仕事、そしてより重要な優先事項に労力を集中させ、より広範囲な活動に注意を払う事ができている(恐ろしく忙しいけど)と思っている自分。それをこなしていくことがタイムマネジメントだと疑問も感じていませんでした。楽しもうとも思っていました。
「緊急でも重要でもないこと」に逃げ込んでいる点も一緒でした。例えば、おつきあいごとだったり、疲れてテレビをぼーっと観てしまったり・・一日が30時間あればいいのに、時間が足りない・・・と焦っている。いつの時代もリーダーが抱える課題には共通項があるものですね。
時間管理で優先すること
時間があったらどんなことをしたいのかをお聴きした後、尽きることなく起きる問題解決のために取り組んでいるSさんには、かつて私も目から鱗だった言葉をフィードバックしました。
「時間管理で優先するのは、緊急ではないけど重要なこと、Sさんにとって大切と思うことです。それを優先してスケジュールしてみてはいかがですか? 緊急度の高いことは何があってもやりますよね」
仕事人として時間管理はできていると自信を持っていたSさんにも、大きな気づきが生まれたようです。
これは『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)だということもお伝えしましたが、緊急ではないけど重要なこと=自身にとって大切なこととして、仕事もプライベートもスケジュールを立てる時には優先して考えてみるというSさん。
私は当時、勉強会や講演会の参加、資格の取得など、これまで後回しにしがちだったことを優先し、もちろん大好きなスノーボードや音楽を聴く時間も大切にしていきました。そうしていくうちに、「緊急だが重要でないこと」などのおつきあいごとに「 NO」と言えるようになっていました。Sさんからの今後のフィードバックも楽しみです。
まとめ
緊急で重要なことには、すぐに対応しちゃいますよね。
緊急ではないけど重要なこと=自身にとって大切なことは、自分の夢や成長に繋がったり、日々を充実させたりしてくれるのではないでしょうか。そのような気づきのお手伝いも、コーチ・メンターはさせていただきます。