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折れない心のつくり方 矢印を自分に向ける

再びコロナ感染者増加で、神奈川県でも飲食店でのアルコール提供が禁止になりました。

居酒屋経営者としては本当に厳しい状況に追い込まれています。 被害者意識が頭をもたげて、誰かを責めたくなってきます。

「政府が悪い、知事が悪い、専門家が問題」等々。

そのうちにそれは徐々に自分の身近な人が対象になっていきます。

「ウチの社員は、経営者の私の苦労をわかっていない。幹部社員は危機感が足りない」

家族や社員に矛先が向かっていくと要注意です。 私はこれで、過去に何度も大切な社員を失い、組織を崩壊させたことがあります。


矢印を自分に向ける

そんな時にリーダーにとって大切なのが、「自分に矢印を向けること」です。

今、目の前に発生している状況は自分が招いたものだと受け止めるのです。

「自分が源」、「自分が源泉」などといわれることもあります。

「郵便ポストが赤いのもすべては社長の責任だ」を覚悟を決めて受け入れるのです。  

もちろん、コロナ禍は私が引き起こしたことではありませし、大抵の外部環境の変化は個人では如何ともしがたいものです。

それでも環境変化により、会社や自分がその状態になっていることは自分の責任なのです。

変化に備えることもできたし、多少の影響にはびくともしない体制をつくることもできたのです。

それをしなかったとすれば、経営者、リーダーとしての自分が至らなかったのです。

内部環境については尚更です。社内の事件や事故、社員の退職について社員や他人を責めても仕方がありません。

正にすべては社長の責任なのです。


主体的に生きる

経営者、リーダーにとっては厳しい考え方に思えます。

一方、覚悟をきめて受け入れることができれば、すっきりとした気持にもなれます。

出来事や状況の責任を自分にはコントロールできない外部環境や他人に求めると、自分で自分の運命を決めることを諦めることになります。

コロナ禍や他人のせいで自分や会社が被害を受けたといくら嘆いて自分を慰めても、何ら状況は改善しません。  

こんな状況になったのは自分の責任。

だからこれからはこうならないために自分を変える、自分が変われば状況が変えられる。

自分の運命は自分で決めることができると信じることです。

自分に矢印を向けることは、一見厳しいようですが、経営者、リーダーが自分で自分の人生を創るということです。

環境や他人に自分の運命を左右されずに主体的に生きる姿勢なのです。


まとめ

自分に矢印を向けることで自分の人生と運命を自分で引き受ける主体的な生き方ができます。

苦しい時、追い込まれた時ほど矢印を自分に向けて運命を自ら切り拓くという気概で進んでいくことが大切です。

決して自分を責めるのではなく、自分が変われば状況は変えられる、すべては自分次第であると信じて進むことです。



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湯澤 剛
湯澤 剛
大学卒業後、1987年キリンビール社に入社。国内ビール営業、ニューヨーク留学、海外事業担当を経て、1999年飲食店チェーン経営者であった実父の急逝に伴い事業を承継。年商20億、負債40億の会社をボロボロになりながら16年かけて再生、負債も全額返済。現在は、飲食店経営と並行して中小企業経営者向けの講演を全国で行い、コーチングを活用した経営者向け個別相談も実施している。趣味・特技:空手初段

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