
対話が組織にもたらす効果とは?
チームに変化を生み出し組織変革を起こしていきたいと考えているリーダーから「チームに対する不平不満があるのに意見が上がってこない」とか、「リモートが増えてコミュニケーションの機会が減り組織の対立が顕在化している」という相談を受けました。
最近では、異論や対立などの問題を収束する方法として「対話」が取り上げられるようになってきています。
では「対話」はどのような効果を組織に生み出すのでしょうか?
そもそも対話とは
話し手は自分の体験、自分の考え、自分の気持ちを心を込めて話します。
他の参加者はただ「聞く」のではなく、「傾聴する」じっくり耳を傾けて理解するように「聴く」ことが求められ、好奇心を持って学ぶために聴きます。
そして、違いを認めて、お互いを尊重し、自分と他人は違う個性や考えを持っているということを前提としています。
違う意見や考えを持つ相手でも、どちらが正しいかという答えを出すのではなく、それぞれを尊重して、全ての声が聴かれ、お互いの関係性が健やかに育つことを願って自分の影響力を意識して行動する、こうしたことを共に協働するのが、(実現するのが)対話です。
そして共に対話の質に責任を持つようにすることが大切となってきます。
対話から生まれるもの
対話は全ての意見をテーブルの上に乗せて、話し、聴き、そして感じることで気づきも生まれるという効果があります。
対話でテーブルに乗せる意見とは、そこに参加する人全ての人の意見ではありますが、もう一つの意味もあり、それはこれまで言わずにいた自分の中にあった感情にも気づくということを含めた全てということです。
対話では語られた意見だけではなく、裏にある感情にさえ気づき、テーブルに乗せられ分かち合われていく・・・ ベースとなるのは、価値観や考え方の違う人と対話をすることで、自分の価値観や考え方を変えたり、あるいは深めてくれたりするということです。
変容が起きるという、これこそが対話から生まれる気づきの価値と言えるでしょう
対話が組織にもたらす効果
チームに対する不平不満や組織の対立を解消して、より生産性の高いチームに変えていきたいと考えているリーダーにとって、組織変革のカギとして注目されている「対話」。
多様性のある組織で対話を導入すると、それぞれが持つ違いを理解し、組織内での意見交換が活発に行われ気づきが生まれます。
本音を話し合うことで理解し納得できる答えを導き出す原動力となり、必要な変化が生まれ、組織の活性化が実現できます。
これこそ、リーダーに求められている組織改革・変化を生み出す・・・対話の効果と言えるのではないでしょうか?
変化を生み出すリーダーとして、あなたはどのように対話を組織に取り入れていきますか?
そのようなお手伝いも、コーチ・メンターはさせていただきます。
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