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古きを手放し、新しきを得る

自分の仕事を振り返ってみた時に、今の仕事が、どれだけ自分の将来に向けて栄養となっているか検証してみたことはあるだろうか。 

仮にいまの仕事が、自分にとって無駄な時間を過ごす事になっているのであれば、早急に何か手を打つべきである。失った時間は取り戻せない。


昔あった苦い思い出

会社に入りたての頃に、半年ぐらい十分な説明や指導がないまま、実験室でひたすらデータ取りをさせられた事がある。

暫く続けていく中で、これは何のためにやっているのか、自分にとって何か役に立っているのかと思うようになり、上司に自分には意味が無い、こんなことはやってられないと訴えた事があった。 

その当時の私は視野が狭く、目先のことしか見えていなかったため、仕事に対する理解や自分の成長に対するビジョンがなく、短絡的に物事を考えてしまっていた。

但し、おかしいのではと疑問に思い、行動を起こせたことは良かったと思う。


今に当てはめ考えてみる

これはまだ若い頃の話なので、当時の私には、いろいろ考えて、リカバリーするだけの余裕と時間があった。

しかし一般論として40代以降のビジネスパーソンに同様な問題が起きたとするならば、早急に解決していく必要があると思う。

もう少し具体的に言うと、仕事が自分にとって単にこなすだけのものとなってしまい、将来の成長に向けての基盤にならないのであれば、できるだけ早いそこから抜け出すためのアクションを起こさなければならない。

40代50代、マラソンで言えば後半残り10キロ20キロ、立て直すにはあまり時間がない。


次の一手とは

例えて言うなら対戦ゲームの武器のゲット。

課題を解決し武器を手に入れ、パワーアップしながら敵を倒し、次の難しいステージに進んでいく。

ビジネスの世界で言うならば、自分の強みとなるものを手に入れ、新たな目標にチャレンジし自分が成長していくこと。

強みとは、単にビジネススキルに留まらず、人脈や人間関係の構築など、自分の成長を後押ししてくれるもの全てである。

また何かを手放すことも大事かもしれない。両手にたくさんのものを持っていたら、新しいものを持つことはできない。

そうイメージすると、不要なものは出来るだけ手放し、必要なものを手にするスペースを確保しておきたい。


まとめ

大事なことは、まず今の仕事が、時間だけを使い、単にこなすだけモードになっていないか、将来のために武器を準備し、力を蓄えるモードになっているか検証すること。

もしこなすだけモードであり、そこから抜け出したと思うのではあれば、将来のありたい姿をイメージし、そのための武器の確保をいち早く進めることだ。

時間だけはどんなに頑張っても返って来ない。

であれば、時間を無駄にしないためにも、早く行動を起こすべきである。



鈴木 淳也 メンターのコーチング・メンタリング体験セッション受付中

鈴木 淳也
鈴木 淳也
日系電機メーカーでハードディスクの電子回路設計エンジニアとしてスタート。その後米系大手コンピューターメーカーCompaq(現HP)で、国際調達、品質管理部門を経て、世の中の常識にチャレンジ、他社が海外に生産を移す中、日本でのPC製造を立ち上げる。その後守備範囲を製造からサプライチェーンに広げ、計画、調達、製造、受注、物流と製品供給のすべてに関わる。HP、Appleを経て、2010年に外資系医療機器メーカ(Becton Dickinson)に転職し現在に至る。  2019年9月、銀座コーチングスクールにてコーチ認定を、2020年12月キャリアコンサルタントの資格を得る。2020年8月、ホライズンを立ち上げ、兼業コーチとして、実務と現場に寄り添ったコーチとして稼働中。趣味:アマチュア無線、神社巡り

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