
部下の「信頼」を得る7つの行動
人間関係において、相手に信頼感を抱いているかどうかはとても大事なことですよね。
職場であれば、上司と部下の信頼関係はマネジメントの基本です。
では、どうやって信頼関係を作ればいいのでしょうか。
信頼とは「好意」と「リスクをとれること」である
「信頼」の定義を改めて調べてみました。 広辞苑では、「信じてたよること」。
その通りですけど、これでは物足りないですね。
心理学で調べると、「信頼とは、他者の意図や行為に対する好意的な期待に基づき、自己の脆弱性をよしとする意図を生じさせる心理的状態のこと」Rousseau et al.(1998)という定義がありました。
私なりにまとめると、「好意的」ということと「リスクをとれる」ということがポイントのようです。
それでは、具体的に上司はどういう言動をとれば、部下の信頼を得ることができるでしょうか。
以下の7つに整理しました。
信頼感を得る上司の7つの行動
1. 親しみを築く
好意的な感情が信頼感のベースにあります。そのためには、まず親しみを感じてもらうことが近道です。親しさの前提は、コンタクト回数の多さにあるようです。長く話すよりも、簡単なことでいいのでできるだけ毎日部下と接点を持つように心がけるとよさそうです。以前のブログもご参照ください。https://www.bizmentor.jp/blog/210515a
2. 開放的である
部下にも情報を共有することです。自分だけが情報を持っているという態度は相手を疑心暗鬼に陥れます。また、部下に対して自分自身のこともオープンに話すことによって、部下から見て上司のことをよく知っているという安心感が生まれます。
3. 嘘をつかない
言うまでもないことです。ただ、言いにくいことがあるからと、ついオブラートに包んだりしてしまっているかもしれません。耳の痛いことでも正しく伝えるということは、結局は信頼を得ることにつながります。
4. 約束を守る
こちらも当然のことなのですが、上司という立場に立った時に部下との約束をちゃんと守ることができているか。必要なことは、「自分と部下は対等な関係である」(上司だから約束を守らなくてよいということにはならない)という認識ですね。
5. 公正である
評価や仕事の配分などを、客観的、公正な態度で行うことです。
6. 部下を信頼していることを示す
信頼関係とは、相互の関係ですから部下に一方的に上司を信頼しろと言っても通用しません。信頼してもらいたければ信頼すること。そして、その信頼を示すことが大事ですね。その一番いい方法は、部下に相談することではないかと思います。
7. 対話する
以上のようなことを、ちゃんと部下に示そうとすれば、適切に「対話する」ことが欠かせません。
まとめ
信頼関係のベースになる、「上司と部下との対話」。「1on1ミーティング」という仕組みとして導入する企業が増えています。
Biz Mentor でメンターとのセッションを受けることで、「1on1」での適切な対話の進め方や効果を体感してもらうこともできますよ。
*「1on1ミーティング研修」の用意もあります。