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学びについて考えてみる

読者の皆さんは、社会人になってから「学生時代にもっと勉強しておけばよかった」と思った事はありませんか?

今回は、社会人にとっての“学び”について考えてみたいと思います。


学生時代の勉強

最初に、学生時代の勉強について思い出してみましょう。

難しい数学の公式や物理の法則、他にも古文や漢文など、当時はどうして覚える必要があるのだろうかと、社会に出てからいったい役に立つことがあるのだろうかと思いませんでしたか?  

では、実際いま思い返してみて、どう思われますか? 本当に、まったく必要のなかった事でしたでしょうか?

私が思うに、様々な事柄を覚える事も大切でしたが、振り返ってみて感じるのは、覚えるための工程や考え方を学んでいたのではと思っています。


社会人として学び続ける意味

社会人にとって学ぶ事は、どのような意味があるのでしょうか?

我々社会人は、日々継続的に成長し、社会に貢献し続ける必要があるのだと思いませんか?

その為には、まずは目の前の仕事を学び、さらには周辺の知識を身に付けてプロフェッショナルになる事です。

その為にも、必要なスキルを学び、向上させるために体系的に学習する事です。

こういった行動様式を身に付ける事こそが、社会人として学ぶ意味なのではないでしょうか?


何を学ぶのか?

では、いったい何を学べば良いのでしょう?

一つの指標として、平成30年に経済産業省が発表した「人生100年時代の社会人基礎力について」があります。

そこには、

「人生100年時代の社会人基礎力」は、これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力と定義され、社会人基礎力の3つの能力/12の能力要素を内容としつつ、能力を発揮するにあたって、自己を認識してリフレクション(振り返り)しながら、目的、学び、統合のバランスを図ることが、自らキャリアを切りひらいていく上で必要と位置付けられる。

と書かれています。

ちなみに、3つの能力/12の能力要素を列挙しますと

  • 前に踏み出す力(主体性、働きかけ力、実行力)
  • チームで働く力(発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力)
  • 考え抜く力(課題発見力、計画力、想像力)

です。

もちろん、年齢や、立場や役職によっても変化していきます。 こうやって書いておきながら、私自身も、これらの全てを身に付けているわけではありません。

ただ、一つでも身に付けたり、それを活かすためにはどうすれば良いかを考える事は継続しているつもりです。

なかでも、私が大切にしているのは、「前に踏む出す力」です。 それは、指示待ちにならず、常に一人称で物事を捉えて、自律的に行動できるようになることが、他の要素の基本になるのではないかと思うからです。


どのように学ぶのか?

学び方については、色々な方法や、考え方があると思います。

一番、安価で何を学ぶかを見つける方法としては、読書をお勧めしたいと思いますが、 まずは、上記で述べた経済産業省が提唱する能力を基に、自分ができている点、足りない点を洗い出し、不足しているスキルを把握することから始めてはいかがでしょうか?

色々な講座に出かけたり、関連する資格取得にチャレンジするのも有用でしょう。

しかし、忘れて欲しくないのは、知識の習得で終わるのではなく、必ず実践レベルで鍛える事が大切だと思います。


まとめ

以上、学びについて書かせていただきましたが、参考になりましたでしょうか? 学びと言う観点では、こちらのメンター陣は、本当によく学ばれています。

コーチングの上位資格にチャレンジされたり、MBAを取得されたりと、学びが必要だと書いている私自身も大いに刺激を受けています。

皆さんも、学び方に迷ったらぜひ素晴らしいメンター陣に話を聞いてみてはいかがでしょうか?

山田 武彦
山田 武彦
薬学部卒業後、三共株式会社(現:第一三共株式会社)で、医薬情報担当者(MR)として勤務、その後医薬品の安全性情報(副作用)の収集と伝達部門、IT部門長を経て、日立製作所との共同出資会社に副社長として転籍。総務部門を管掌する中で、社員育成の効果的方法を模索しコーチングを学び、メンター・プロフェッショナルコーチとしての活動を始める。趣味は、ウイスキー、文房具、読書、占星術。

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