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部下を伸ばす上司に見られる2つの共通点

「部下との良好なコミュニケーションが築けない」、「怒らずに部下を成長させる指導方法がわからない」とお悩みの管理職・リーダーの方に、部下の成長を促す育成手法の一例をご紹介します。


はじめまして。2022年5月に Biz Mentor の活動に加わりました。今回が初めての投稿となります。宜しくお願いします。

私はリーダーの仕事は大きく2つあると考えています。一つは「経営計画の達成」、もう一つは「人材育成」です。

今回は「人材育成」に焦点を当ててみましょう。


「俺の背中を見ろ」に戸惑う部下

私は、営業職や支店長職を経験したのちに、7年にわたって社内や関連会社などを対象とした人材育成の仕事に従事してきました。

その間、経営者の方々から、「管理職の部下育成力を高めてほしい」という相談を受け、数多くの研修を担当してきました。

研修の中で、管理職の方々からは、「部下に任せるより、自分でやった方が正確で早い」とか、「自分の業績がこの部署を背負っているから、部下に構っている時間はない」などの声も多く聞かれます。

このような声を聞くたびに、私は自分自身の新入社員時代に、先輩から「俺の背中を見て覚えろ」とか、「俺の仕事ぶりを見て盗め」と言われて、よく戸惑ったことを思い出します。

あれから30年以上経ちますが、いまだにそのような教育方針の管理職も少なくないようです。


部下を伸ばす2つの共通点

一方で、今どきの若い社員は、どのような価値観をもっているのでしょうか?

若い一般社員向けの研修の中では、「自分の成長こそが自分を守る」とか、「自分の強みを発揮して会社に貢献したい」、「会社や上司に認められたい」という声がよく聞こえてきます。

ある意味では頼もしさを感じる一方で、先ほどのような「俺の背中を見ろ」というだけの上司のもとでは、このような若い社員はうまく育っていかないのではないか、という強い懸念すら感じてしまいます。

私は前職時代に、「業績向上につながる教育体系の確立」というプロジェクトを担当し、2年間にわたって研修を受けた部下社員とその上司を対象とした100組の行動観察を行いました。

そのプロジェクトで分かったことは、業績が伸びている組織の部下と上司の関係性には、いくつかの共通点があるということでした。

そのうちの一つは、研修を受けた部下が、研修で学んだ知識やスキルを職場で実践することを上司が奨励し、OJTにより支援していることです。

そしてもう一つの共通点は、上司と部下の間に多くの対話の機会が設けられ、さらにそれは、上司からの一方的なものではなく、部下から意見やアイデアを引き出すという「質問型」の対話だったということです。

このような関係下にある部下はモチベーションが高く、部下個人だけではなく組織としても高いパフォーマンスを発揮していることが分かりました。


まとめ

いかがでしたでしょうか? 「分かるけど、忙しくて部下との対話の時間が取れない」と思われているかもしれませんね。

それは、優先順位の問題かもしれません。部下との対話の質や量を改善した組織では、部下のモチベーションや業績が向上していることが検証により分かりました。

少しずつでも良いと思います。今後の執筆の中で、そのヒントなどをご紹介していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

松行 淳一郎
松行 淳一郎
福岡大学卒業後、トーヨーサッシ株式会社(現在の株式会社LIXIL)に入社。営業職・支店長職を経験したのち、東京本社にて顧客人財育成の担当として、管理職や営業職の合わせて58社501名の教育を担当。2021年に退社後、人財育成を行う株式会社カインドサポートを設立。人財育成の仕事こそ自分の天職だと確信。

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