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部下を伸ばす上司の特徴

前回のブログで、研修を受けた部下とその上司100組の2年間の行動観察から解かった「業績を伸ばしているペア」の共通点を記載しました。

その一つが「研修を受けた部下が学んだ知識やスキルを活用するときに、上司がOJTにより支援していること」です。

このような活動を行っている上司の皆さんに見られる特徴について記していきます。


上司の仕事における部下指導の優先順位の高さ

最初にご紹介する上司の皆さんの特徴は「ご自身の仕事の中で部下育成の優先順位が高い」ということです。

部下に対して、毎日行うこととして「声をかける」、週次で行うこととして「困っていることがないかなどミーティングを行う」、月次で行うこととして「部下との会話により仕事の進捗を確認し次月行うことを決める」などルーティーンで行うことを決め実践されていました。

ご自身が忙しくても「実践するんだ」という強い意志の元ご指導されていることを目の当たりにしました。私は「本当に素晴らしい」と感じたことを、昨日のことのように思いだします。

一方、部下の方たちからは、皆さん笑顔で「いつもお世話になってるんです」とか、「すごく頼りにしています」などの声が聞こえてきました。

モチベーション高く活動できていることが伝わってきました。なんという信頼関係でしょう。

上司と部下の関係性の良さが業績の向上にもつながっているのだと強く感じました。


部下を成長させることに対する使命感

そしてもう一つの上司の特徴は、「部下を成長させることに使命感をもっている」ということです。

インタビューの中で、「数多くある就職先の中で当社を選んで入社してくれた」「将来この会社を背負っていくのは若い人たち。いろんなことを伝えていかなければ」などという言葉を多く耳にしました。

上司が部下をリスペクトし、フラットな関係で仕事をしようという意欲を感じることができます。

そこには一般的に言われている、「世代による価値観の違い」や「言いたいことが言えない風通しの悪さ」などという課題はありません。

このような上司の気持が部下にも伝わるんだと思いました。


まとめ

今回ご紹介した、研修を受けた部下とその上司100組の2年間の行動観察から分かった「業績を伸ばしているペアの共通点」について纏めさせて頂きます。

  1. 上司が部下指導に関して優先順位を高く持つことが、部下の成長を促す指導に繋がる
  2. 部下を成長させることに使命感を持っている上司は、部下の成長を促す指導ができる
  3. 上司の思いや行動は部下の心に間違いなく伝わり、強固な信頼関係を気付くことができる
  4. 強い信頼関係で結ばれた上司部下のペアは、業績を伸ばすための活動を継続できる

ということです。

いかがでしたでしょうか。

少しでも参考になることがございましたら実践していただければと思います。

松行 淳一郎
松行 淳一郎
福岡大学卒業後、トーヨーサッシ株式会社(現在の株式会社LIXIL)に入社。営業職・支店長職を経験したのち、東京本社にて顧客人財育成の担当として、管理職や営業職の合わせて58社501名の教育を担当。2021年に退社後、人財育成を行う株式会社カインドサポートを設立。人財育成の仕事こそ自分の天職だと確信。

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