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1on1の世界へようこそー!

1on1ミーティングが徐々に浸透していく中、私の周辺の20代30代の中堅リーダーの中から、自らコーチングを学び1on1のメンターを実践するメンバーが現れています。

そもそも1on1は上司が部下に対して行うものと思われていますが、それだけでは無いようです。


コーチングのスキルを身に付ける

1on1ミーティングのことをメンタリングと言いますが、そこではコーチングとフィードバックとティーチングのスキルを使っています。

中でも、コーチングという今まで経験したことが無いコミュニケーションツールに、中堅リーダーの皆さんは、その画期的な革新性に触れ興味と関心が高まり、希望と期待を寄せているのでしょう。

そんなコーチングの魅力が、自らもそのスキルを学ぶことへとつながっているようです。


仲間との1on1で更に深い信頼関係を

コーチングを学び始めた中堅リーダーの皆さんは、学ぶ仲間同士で1on1のセッションを相互に練習します。

初めは上手くできずに大笑いしながら悪戦苦闘していますが、すぐにスキルを身に着け深い対話ができるようになります。

それまでは職場の顔見知りの同僚でも、それぞれが持つ目標や抱える課題などを開示して話を聞いてもらえるシーンなど殆どありません。

一方相互練習では、練習とはいえその中で本音の対話が繰り返されています。

メンバー同士の相互理解が一気に進み、これまで以上の深い信頼関係が育まれています。

これはスキルを習得するという目的に伴う、想定外のとても大きな副産物でした。


「なれる最高の自分」を目指して

コーチングのスキルを身に付けて、自らも日々活用していくようになると、自身の周辺は一変します。

なぜなら、積極的に目標を定めて、その達成に向けて進んでいく。

あるいは、課題に正面から向き合い、その改善に向けて進んで行く。

それは、人や仕事や社会や人生への向き合い方が自律的にジブンゴトになっている姿です。

ぜひコーチングを学び、今いる職場で仲間とともにひとり一人が「なれる最高の自分」を目指して欲しいと思います。

多くの組織が目指す自律分散型組織や人的資本経営などは、その過程の中で創られるのではないでしょうか。


1on1ミーティングをお願いします

1on1ミーティングはメンティーの為にあります。

それは自らの為に積極的に能動的に確保する大切な時間です。

中堅リーダーの皆さんは、率先して上司に「1on1ミーティングをお願いします」と言っていきましょう。

出来る人ほど1on1を求めるとも言われています。

すると、多忙な上司の方々も否応なしにコーチングを学び出してくれるかもしれません。

中には自らが上司より先にコーチングを体得している中堅リーダーもいることでしょう。

その際は、寛容の精神で上司に接してくださいね。

1on1はメンターとメンティーとの協働で創りあげる場ですから。


まとめ

中堅リーダーの皆さんは自ら1on1求めていきましょう。

そこで自分のやりたいことを伝えていきましょう。

1on1の効果が発揮され組織に浸透し更に定着するには、メンティー自身が1on1を理解し実践することが早道なのかも知れません。

中堅リーダーのみなさん、「1on1の世界へようこそー!」

松木 幹一郎
松木 幹一郎
東証1部上場の電気機器メーカーにて、役員・理事などを歴任。現在は非常勤顧問として、組織開発の支援。新入社員時代は、営業担当として飛び込み営業から開始、若い頃は売れずに苦悩の毎日を過ごす。中間管理職時代では、徹底した新規顧客開拓により担当エリア内顧客シェア90%を獲得し、年間売上を300%にまで拡大、事業基盤を構築。現在は、組織開発の内部実践者としてオフサイトミーティングなどを実践。全国にファシリテーターを108名育成し、組織開発の礎を構築した。趣味は、サッカー、ウクレレ、カラオケ。

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