在宅勤務と1on1と香りの話
その昔、武士が死を覚悟して兜にお香を焚き込めていたといいます。
私は趣味の居合の稽古に向かうときは、武士が愛用した伽羅の香りを身にまとうようにしています。
伽羅の香りで、身も心も清まった感覚になり背筋がのびます。
伽羅の香りをつけて1on1に臨んだら何が起きる!?
香りが記憶を呼び起こす
少し前まで街中で金木犀の香りしていましたね。
私も日課の散歩で金木犀の香りを楽しみましたが、その香りによって毎年同じ過去の記憶が蘇ってくるものです。
また、生活雑貨を扱っている店の前でキャンドルの香りを感じると、いつもアメリカ駐在時代のショッピングモールを思い出します。
また、電車で女性のフレグランスから特定の友人の顔を思い浮かべることもあります。
臭覚というのは原始的な感覚らしく、脳に届くスピードも痛覚に比べて1/4以下で届くとのことです。
そして、香りは記憶と強く結びつくもので、遠い人間の先祖から身についたのでしょう。
また、臭覚は人間の免疫系やホルモンの分泌にも影響しているそうです。
香りが集中力とリラックスを切り替える
私は化粧品会社勤務が長かったこともあって、お気に入りのフレグランスを長く愛用してきました。
しかし、在宅勤務が多くなったここ数年は使うことはなくなっていました。
先日試しにそのフレグランスをつけて自宅のパソコンに向かってみると、オフィスにいる時の仕事戦闘モード記憶が呼び覚まされることを改めて実感しました。
不思議な集中感覚になり、それ以来在宅勤務で気持ちが乗らない時はその香りをつけるようにしています。
また、私は複(副)業のメンターコーチとして、社外の方とコーチングや1on1セッションをしていますが、その時は心をリラックスさせる別の香りをセッション直前に使うようにしています。
すると、同じ自宅の机とパソコン環境でも、つけた瞬間にメンターコーチモードに切り替えられます。
1on1やコーチングを行う際は、扱う内容によって自身の自己基盤が試されるような時がありますが、私はセッション用のフレグランスを使って心穏やかに清々しい気持ちで臨むことができます。
香りの使い分けは私の在宅勤務のテッパン
静かな環境での在宅勤務だからこそ、香りを上手く使うと仕事の集中力が増したり、気持ちを落ち着かせることができる香りの使い分けを楽しむことはおすすめです。
私にはこのフレグランス作戦が在宅勤務を楽しくできるテッパンとなりました。
つまり、1on1やコーチングの時間を有意義なものにする時に、ちょっと香りを意識してみるのも一案ですよ、というお話でした。
まとめ
コロナ禍もやや落ち着きを見せていますが、リモートワークは多くの企業で定着してきたように思います。
また特定の会社でなくフリーランスで働く人の数も増加しています。
そうした自宅でリモートワークすることが多いみなさんが、いかに在宅勤務を楽しみながら仕事の効率を上げる為のヒントとして、ちょっと目先を変えた香りのお話でした。