研修効果を高める「4:2:4」の法則
今回は、「1on1実践トレーニング®︎」で学ぶことができた、私なりのインプットにおける解釈をお話ししたいと思います。
それは、学びの前と後が本当はめちゃくちゃ重要だ! というお話です。
「4:2:4」の法則とは?
先に結論からお話ししますが、セミナーや研修、勉強会等様々なインプットは、実施前の行為からの学びが40%で、実施中の学びが20%、実施後からの学びが40%の割合で存在すると感じております。
これをお読みの皆さんもそうだと思いますが、 セミナーや、研修を受け終わって、「おもしろかった」とか「ためになった」とか「参考になった」とかで終わっていることって多くないですか? 私もそうなんです。
これでは、学びの本質の真ん中の20%分しかインプットできていない、大変もったい無い状況だと思います。
前と後の40%ずつで何をすべき?
それは、簡単に言うと「準備」と「訓練」です。
真ん中の20%は学習コンテンツそのもので、知らないものの、インプットや気づきや忘れていたものの思い出しなどがメインで、一時的に気分が高揚し、「おもしろかった」などの感情や表現になると感じております。
前の40%を実現するためには、何の準備が必要か?
それは、真ん中の20%の概要の理解、目的の理解、心構えを整える、つまり変われる自分、成長する自分、なれる最高の自分を描くことだと思います。
ある意味、コーチングやメンタリングのありたい姿を思い描くことに似てますね?
後の40%では何を「訓練」するのか?
これはもちろん、真ん中の20%でインプットした事を、訓練という位置付けで「アウトプット」を積み重ねる事だと思います。
何度も何度も、反復練習を積み重ねたり、第三者に話したり、自分の身体に染み込ませて、身体が自然と覚えるくらいに身につけるという事だと思います。
私たちが実施した「1on1実践トレーニング」を振り返ると
まず最初に、キックオフミーティングを実施しましたね。
その中身は、目的の共有、現状の共有、取り組むことでの効果の想定、あとは気になる固有の課題を潰せるだけ潰します。私も徹底的に潰しました。
次に、本題のトレーニングによる知識のインプット。Eラーニングや動画の視聴や資料による解説でよりリアルに学びを深めました。
最後は、これらを使っての訓練です。 何度も何度も模範事例等を見ながら、自身で再現して自分のストラクチャーに仕上げていき、そして最後に検定、つまり積み重ねた自己の評価を採点してもらいます。
まさに、このトレーニングプログラムには、今まで話した4:2:4の全てをカバーしたプログラムになっていて、検定まで付いている。
私自身も実践したリーダーの一人として、4:2:4の典型的なプログラムだったとひしひし感じます!
まとめ
現在巷で行われている研修、セミナー等のほとんどが、前の40%と後の40%がかなり欠けているものが多いと思います。
私自身もそうですが、是非、前の40%と後の40%を自分なりに意識してすべてのインプットに今後役立てて、アウトプットで成果を期待したいですね?
多くの皆さんとこんなネタを共有して共に成長を実現していけたらと思います!
では今回はこの辺で…