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キャリアビジョンを実現できる人とできない人の差はどこにあるのか?

目標通りにキャリアデベロップメントができない人には共通点があります。


私は25年以上マネジャーとして、うち16年はトップリーダー(社長・役員)として仕事をしてきています。

延べ4000名弱の部下を育成してきましたが、伸びる人と伸びない人、キャリアビジョンを実現できる人とできない人の差がどこにあるか、3つの「壁」を定義して人財育成に取り組んでいます。

数多く部下育成にかかわってきましたが、キャリアビジョン実現を妨げる以下の3つの「壁」があると考えています。

  1. コミットメントの壁
  2. スキル保有の壁
  3. スキル発揮の壁


1.コミットメントの壁

キャリビジョンを必ず実現するという自分へのコミットメントの強弱が、キャリアビジョン実現に向かって計画通り前進するか否かに大きく影響します。

メンタリングを受けることによりコミットメントを強い状態に維持できることができます。


2.スキル保有の壁

4つの領域でトップリーダーになるためのコンピテンシーを定義しています。メンタリングによって必要なスキルを認識できるようになります。

  • 戦略立案能力:戦略フレームワークを実践で使いこなし戦略立案できるスキル
  • 実行力:重要度・優先度に基づく実行管理ができるスキル
  • 組織開発力:組織力を強化できるスキル
  • 影響力:「発信力」「交渉力」など人を動かすことができるスキル


3.スキル発揮の壁

これが一番重要かつ厄介なところです。企業ではIDP(Individual Development Plan)を実施するところも多いと思いますが、ほとんどの場合は「スキルの保有」にフォーカスして研修を実施するにとどまっています(これはこれで重要です)。

一方「スキル発揮の壁」については「メンタリング」「OJT」でカバーすることにしていますが、これが十分機能できていないケースがほとんどです。多くの場合、この「スキル発揮の壁」は言語化されておらず自己認識も明確に持てず繰り返しこの「壁」にぶつかり成長できない人を数多く見てきました。

この「スキル発揮の壁」は行動特性やそれに関連して現れる内面的な強み・弱みと深い関係性があります。メンタリングセッションを受けることにより「スキル発揮の壁」が明確になり、行動計画も立てることができます。

私が社長をしている会社では、この「スキル発揮の壁」を突破するためのキャリアデベロップメントコーチングを実施しています。


勤めている企業で十分なサポートが得られない人は、外部メンター(Biz Mentor)を利用することもひとつの有益な方法だと思います。

( 古舘 正清メンターの詳細プロフィールページはこちら )

古舘 正清
古舘 正清
1984年日本IBM入社、2001年テクノロジー事業部長(北アジア担当)に就任。2005年マイクロソフト(現:日本マイクロソフト)に転職、業務執行役員に就任。2011年レッドハット常務執行役員を経て、2015年F5ネットワークス代表取締役社長に就任。2018年ヴィーム・ソフトウェア執行役員社長就任、現在に至る。

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