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「1on1ミーティング」の導入が決まったものの…

私がメンターを担当している、一部上場企業(製造業)の管理職のSさん(40代)は、人事部から「1on1ミーティング」の導入を告げられました。

外部講師による研修では、1on1ミーティングについて、「目的は、組織のパフォーマンス向上と、部下の成長を支援し働きがいのある職場をつくること」との説明はあったのですが・・・。


何を話せばよいかわからない…

Sさんは、1on1ミーティングの導入を前向きに捉え、部下との対話の時間を積極的につくりました。

しかし、会社からは、1on1ミーティングのほか、「部下の評価面談」や「部下のキャリア面談」も実施するように言われています。Sさんは、「これらの違いは何だろう?」と、疑問を感じていました。

1on1ミーティングにおけるSさんの最大の悩みは、「部下と何を話せばよいか分からない」ということ。

私はSさんに、1on1ミーティングをどのような方法で、また、どのような話題を話しているのかを訊ねてみました。

すると、部下のキャリアパスや、それぞれの役割についてなど、話題は「評価面談」に近い内容であり、さらには、部下よりもSさんの方が話をする時間が多い、とのことでした。

残念ながらこの方法では、1on1ミーティングによって、部下のやる気やパフォーマンスを高めることには至らないかもしれません。

そこで私は、「1on1ミーティングで最も大切なのは『部下との信頼関係』を作ることであり、そのためにまずは、趣味などの共通の話題を見つけ、部下の話に耳を傾けるようにしてみては?」と提案してみました。


デモセッションの実施

その後のSさんは、1on1ミーティングの中で、趣味や共通の話題を中心にして聞く姿勢をとることにより、抵抗感が少なくなっていったようでした。

そこで、さらに自信をつけてもらうために、メンターの私がSさんの部下役となって、デモセッションを体感してもらいました。

デモセッションを通じて、場づくりや会話のタイミングなどを実感できたようで、Sさんは自信を取り戻し、1on1ミーティングの実施に積極的に取り組めるようになりました。


1on1ミーティングの効果

私とのメンタリング・セッションを重ねるにつれ、Sさんの表情に自信が溢れ、変化していく様子を感じました。Sさんにその後の部下との関係について訊ねてみると、嬉しそうに次のような報告してくれました。

「部下との距離感が近くなってきた気がしています。というのも、先日は、部下から『話を聞いて欲しい』との申し出があり、体調に関する事や、食生活などについて詳細に話をしてくれるようになりました。セッションを繰り返してきた成果なのでしょう。部下は私との関係に安心感を抱き、以前よりも仕事に積極的に取り組むようになった気がします。まだ数回しか行っていませんが、1on1ミーティングの効果を感じています。」


まとめ

企業にとって、人材育成の重要性は言うまでもありません。特に1on1ミーティングの導入は、会社を牽引するリーダーの育成に欠かせない手段だと思います。

導入に当たっては、目的のみならず、具体的な手段・方法まで教育しなければ、現場は困惑してしまいます。

まずは、「本当」の1on1ミーティングを導入担当者が受けてみるのも良いでしょう。


よろしければ、弊社が提供している無料レポート「1on1ミーティング効果を高める9つのポイント」もご参考ください。


( 山田 武彦メンターの詳細プロフィールページはこちら )

山田 武彦
山田 武彦

薬学部卒業後、三共株式会社(現:第一三共株式会社)で、医薬情報担当者(MR)として勤務、その後医薬品の安全性情報(副作用)の収集と伝達部門、IT部門長を経て、日立製作所との共同出資会社に副社長として転籍。総務部門を管掌する中で、社員育成の効果的方法を模索しコーチングを学び、メンター・プロフェッショナルコーチとしての活動を始める。趣味は、ウイスキー、文房具、読書、占星術。

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