毎日の仕事を、ちょっとだけ楽しくするには
社会人になる頃読んだ本(or記事)に「仕事なんだから楽しいはずないだろ。会社に来るのが楽しければ、社長が毎日入場料集めるはずだ」と書かれていました。
「そんなものか、仕事は厳しいんだな、頑張ろう」と若い私は思いましたが、いまなら「もう少し楽しく仕事してみませんか」と言えます。
自分ならではの工夫をする
仕事がつまらないことの原因の一つは「やらされ感」ではないでしょうか。
仕事には与えられた役割という側面がありますから、「上司に言われたようにやる」「前任者から教えられたようにやる」ことは間違ったことではありません。正しい仕事を進めるためには大切なことでもあります。
ただ、その通りにしかやらないのであれば、それは義務の履行とも言えます。長年教えられたようにやっているうちに「これはこういうものなのだ」「この通りやるのがいいのだ」と思いこんでしまうこともあるかもしれません。
そこから脱却しませんか。仕事に「自分ならではの工夫」を加えるのです。仕事をある程度経験された皆さんであれば、そういう目で見、考えさえすれば「こんな風にしたらいいかな」「こっちのほうがいいかも」という気づきがきっとあるはずです。それを形にするのです。
自分の頭で考えて、実験する、うまくいくかどうか。楽しそうじゃないですか。それは小さなことでもいいのです。些細なことでも、他の人には気づかれないことでも。でもあなたは自分の考えで実行したことがわかっている。きっと今より楽しいでしょう。
この仕事を「あなたがやる」のには意味があるはずです。
小さな目標をもつ
達成感という言葉をよく聞きますね。
高揚した感じ、晴れ晴れした感じがあり、とても楽しそうです。
仕事でも達成感、味わいたいですよね。
ただ、何となくやっても達成感を感じることはなさそうです。
きょうは10kmを1時間以内で走ろうとか、同じ距離を前回より2分早く走ろう、などの目標があって、それを実現できたら達成感を感じるのですよね。そうです、目標が必要です。ちょうど年の初め、Biz Mentorを訪問されている読者の皆さんなら、きっと「1年の目標を立てました」というところだと思います。
それでいいのですが、それだけだと先の話なので日々の達成感にはつながりません。目標をできるだけ細かくしましょう。1か月の目標、できれば1週間、1日の目標にしましょう。ToDoリストではなくて、「こうなっていたい」ということを書いてみませんか。それは小さな目標です。小さくてもかまわないです。その積み重ね、小さな成功体験の積み重ねが仕事を楽しくし、皆さんのモチベーションの高まりにつながるでしょう。
「そうやってますよ」という皆さんは、皆さんの部下や後輩に教えてさしあげるといいと思いますよ。