
初心の心得
初心忘るべからず。新年にあたり目標を掲げようとされている方など思い出す言葉ではないでしょうか。
これは世阿弥の有名な言葉ですが、しばしば誤解されて紹介されています。私自身も誤解していたので改めて考えてみたいと思います。
初心の心得
初心忘るべからず。の後には「この句、三ヶ条の口伝あり」として続きがあります。第一に「是非初心忘るべからず」、第二に「時々の初心忘るべからず」、第三に「老後の初心忘るべからず」となります。
一般的に広く知られているのは、芸を始めた頃の初心の芸だと思います。私自身「初心忘るべからず」の意味するところは初めの頃の純粋な志を忘れないで物事に取り組むのだと思っていました。
実際には初めの頃だけではなく、様々な段階においての初心を表している言葉だったのです。
各段階の初心を忘れない
初めの頃の純粋な志も大切ですが、これを読まれている皆さんは様々な経験を積み、その各段階において志を新たにして未経験の物事に取り組んでこられた思います。
「時々の初心忘るべからず」とはその時の挑戦する気持ちや、失敗や挫折などの経験を忘れず糧として壁を乗り越えた事だと言えます。
まさに、各段階における初心とはそれぞれの持つリソースそのものです。
いくつになっても挑戦できる
また「老後の初心忘るべからず」とは歳をとったからもういいと言うことではなく、老後においても初めて遭遇する試練や挑戦すべきことがあるのだと言うことです。
現代は人生100年時代と言われています。いくつになっても挑戦する姿勢でいることは今の時代に必要な感覚だと言えます。
私自身あと2年もすれば50歳になりますが、常に挑戦できるのだと思うと、ちょっとワクワクします。周りを見渡してもそんな刺激を受けることが多くあります。
このように初心忘るべからずの意味するところは、いつまでも挑戦し続けることなのだと言われているように思います。
初心、挑戦する志を忘れずに取り組むことが求められる時代です。
ところが困難な状況にあっては、一人で初心を思い出すことは難しいことかもしれません。
あなたの大切な初心を思い出し前に進む力に変えるために、メンターコーチを活用することもできると思います。