なぜ、メンターが必要なの?
私が、ビジネスパーソンの皆さんからコーチやメンターとしてご依頼いただくのは、意外にも、プライベートに関する悩みがきっかけになることが多かったりします。
仕事柄、そうしたお悩みを伺う機会が多い、というのもあると思います。
もっとも、皆さんがメンターを求める理由は、他にもあるようです。
プライベートが整うと、ビジネスも上手くいく!?
ビジネスが上手く回っている方の多くは、プライベートも充実しています。
パートナーや家族との時間を大切にしていたり、
没頭できる趣味を持っていたり、
逆に自分のためだけの時間を持つようにしていたり、
その充実のさせ方は、人それぞれ。
皆さんに共通しているのは、プライベートでパワーを蓄え、それをビジネスで思う存分爆発させる、そんなイメージです。
その一方で、プライベートに課題を抱えていると、仕事にも影響が出たり、上手く回っていたビジネスにブレーキがかかってしまうことがあるようです。
このようなサイクルに気づいた方は、ご自身の人生を公私共に「整える」という視点から、メンターをご依頼されています。
ヒントを求めて…
経営者の方や異業種・異分野の方の中には、何かしらの「ヒント」を求めて、メンターをご依頼される方も多いです。
ここで、とある経営者の方から頂いた言葉が、とても印象に残っています。
「これまでの人生において、苦境に立たされたとき、
“いざとなったら、うちに来い!”と言って、精神的に支えてくれたのは、
家族や親しい友人たち。
でも、その困難を乗り越えるヒントをくれたのは、
そこまで親しい間柄でもなく、時折話をするぐらいの、少し距離のある人。」
メンターは、「ヒントをくれる、少し距離のある人」というわけです。
やはり最後は、信頼関係
プライベートに関するご相談は、皆さんの「心」に触れる機会が多くなります。
普段はどんなに冷静沈着な方でも、いざプライベートの問題を前にすると、感情をかき乱され、思うように判断できなくなることもしばしば。
メンターは、そんな「心」の声に耳を傾けながら、納得のいく解決を目指して一緒に伴走していきます。
そして、いつのまにか、皆さん以上に皆さんのことが分かる存在に…笑
こうして生まれた信頼関係を基に、ビジネスにおいても、その方ならではの切り口を求めて一緒に伴走するようになります。
さて、読者の皆さんが、「こんな時、メンターがいてくれたら…」と思うのは、どんな時ですか?
上記の皆さんの声なども参考にしながら、ご自身が必要なタイミングで、メンターを頼ってみてくださいね。