朝の散歩は、一石七鳥! 〜「選択的認知」と「視点の移動」の気づき〜
いつもBiz Mentorのブログを読んで頂き、ありがとうございます。
今回は最近取り組んでいる朝活について書かせて頂きます。
仰々しく「選択的認知」と「視点の移動」とタイトルに書きましたが、朝の散歩と一石二鳥だと思って始めたゴミ拾いから気付いたことがありました。
元々、早起きは苦手ですが、ある経営者の方との出会いを機に始めました。そこには、多くの気づきと、思いがけない人との出会いがありました。
ゴミ拾いから気付いた、身近にあった宝もの
私が住む東京都東村山市に、空堀川と言う川があります。その川岸はきれいに舗装され、以前から週末などに散歩をする、気持ちの良い散歩コースです。
ところが朝の散歩とゴミ拾いによって、たくさんの路上のゴミが目に止まるようになりました。
「あれ? こんなにゴミ落ちていたかな?」と思うほどの、タバコの吸い殻やお菓子の包装紙が。恐らく状況は以前から変わっていないのでしょう。変わったのは、私の意識です。
ゴミ拾いを意識することで、今まで見えなかったものや、見ようとしなかったことが見えるようになったのです。不思議な感覚でした。
数日後のある朝、いつもどおり時計回りに歩いた後、逆回りに歩いてみました。単に徒歩数を増やしたかっただけでしたが、見える景色が違いました。
時計回りでは目に止まらなかったゴミが、まだ道端の草むらに落ちているのです。
歩いてきた道は同じ。変わったのは、見る方向や角度。
“ゴミ“に注意を払うことで目に止まった「選択的認知」と、”いつもの習慣を別の角度から眺める“ことで、新たに気付いた「視点の移動」の体験でした。
「無意識」に支配される私たちの思考と行動
改めて「選択的認知」について調べると、「直観や先入観、自らの願望やこれまでの経験、他人からの影響によって論理的な思考が妨げられ、不合理な判断や選択をしてしまう心理現象」とあります。皆さんにも経験はありませんか?
私たちの思考や行動は、「無意識」のうちに過去に起きた経験値に基づき考え、行動し、自分とは違う考えの人に違和感を抱く。
心理学では、私たちの思考は「意識」と「無意識」で構成され、そのうち90〜95%は「無意識」の経験値に支配されているそうです。
私たちは知らず知らずのうちに、過去の経験値や他人が言ったことに囚われ、自らの思考や行動を制限しているのかもしれません。
散歩を例にすると、「いつも綺麗だったから、今回もゴミは落ちていないはずだ」と、過去の経験を基に思い込んでいた。でも、現実は違ったということです。
私たちの生活や仕事においても、このような先入観や願望によって、都合よく解釈することは多いですね?
私たちは、情報を都合よく解釈し、疑わない性質があるようです。
意識的に見方に変化を加え、これまで気付かなかった自分自身や周囲の人達の良いところに目を向けることは大事ですね。
一石二鳥で始めた散歩とゴミ拾いでしたが、
朝の清々しい空気を吸ってリフレッシュし、
時間を有効に使うことができ、
ちょっとだけ地域に貢献するという自己満足を覚え、
小学生の交通整理をするボランティアのお爺さん達と顔見知りになり、
すれ違う人と挨拶をして前向きな気持ちになり、
帰宅後のコーヒーがより美味しく感じ、
やる気に満ちた1日をスタートする、
大きな収穫がありました! 一石二鳥どころではありません。
ご紹介した「視点の移動」は、コーチングで実践するスキルです。着眼点を変えることで、普段は意識していない自身の想いに気づくものです。
固定観念に囚われず自由な発想をするには、客観的にアドバイスしてくれる人がいると効果的です。
皆さんにとってのゴミではなく、光り輝く新たな気づきを、私たちメンターと一緒に見つけませんか?