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勝負は刀を抜く前につける

勝負を抜刀の一瞬にかける居合道の修業は、死生一如、動静一貫をめざす心身鍛錬の道。

ビジネスの世界でもここという一瞬のために日頃の研鑽が大切です。


居合とは?

剣道はご存知の方も、居合の知名度はやや低いので簡単に前置きです。

居合は日本刀を使って、仮想敵に対して決められた形を演ずるものです。起源は室町時代に遡り、日本刀の扱い方を学ぶものですが、本来は刀を一度抜いて敵と相対すれば、死を覚悟しなければならないものです。

試合もありますが、斬り合う事はなく(当たり前ですが…汗)、その演舞の技を競います。


刀を抜く前に

私は初心者の部類でありますが、日本刀を持てば、いつも身が引き締まります。ビジネスの世界だと、例えば役員相手にパワポ始動のクリックした状況のような感じでしょうか。

日本刀は一度抜けば、自分か相手のどちらかが命を落とすことになります。そのため、古来より刀を抜くまでに相手を説得や威圧できるかがとても大切だと教わります。

つまり、役員相手にパワポのプレゼン前に、いかに役員の信頼がとれているか、普段からあいつには一目置いてる、と思わせるかです。


その一瞬のために

仕事の中で、重要な交渉場面や修羅場を迎える経験は必ずあると思います。

居合の稽古は大半が同じことの繰り返しですが、日々の鍛錬があればこその正確な日本刀の扱い(わかりやすく言えば、いかに一瞬で相手の急所を切り裂く)ができます。

普段の鍛錬は楽しいことばかりではありませんが、突然やってくる勝負は一瞬にして決まってしまいます。

さすがにビジネスで生死をかける事はありませんが、その一瞬を心穏やかにやり過ごせるようになりたいものです。


鍛錬の拠り所

居合の稽古では、鍛錬を積むために師匠から色々と教わり内なる自分と相対します。師匠は会社の上司とはかなり異なる存在です。

上司とは一戦を交える心構え(論議という意味)も必要と思いますが、師匠は違います。

師匠とはコーチング、ティーチングとメンタリングを合わせ持つ立場であり、居合を通して私は人生のヒントと刺激をもらい続けています。

ビジネスの世界で様々な課題や困難があるのは当然のことです。

日々の研鑽に並走してくれる人はいますか? そして、いざ刀を抜かねばならぬ、という時にあなたは何を拠り所にしますか?

居合を学びたい方は、、、、いやメンターコーチを探しているなら、こちらをご参考ください。


( 森谷 均 メンターの詳細プロフィールはこちら )

森谷 均
森谷 均
ノエビアの台湾法人、米国法人の社長を務める。その後、外資系化粧品会社の日本法人立ち上げなどに加わるなど化粧品業界で幅広く活動。若手リーダーの夢や目標に並走することに喜びを感じている。趣味は、居合道・剣道・映画鑑賞・日曜大工。

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