課長になる皆さんへのエール!
4月の人事異動を内示され、新しいポジションにワクワクとドキドキを感じている方も多いのではないでしょうか?
特に、昇進される方は、4月からの変化に不安を感じているのが、正直なところだと思います。
私も、初めて課長になった時のことを思い出します。38歳で新しくできた業務改善を進める部門で6人の部下とのスタートでした。
まずは社内での部門の役割や立ち位置などのポジションを図示して、メンバーに共有したことを今でも覚えています。
課長の仕事とは?
そもそも、課長の仕事は何でしょうか?
もちろん、会社から与えられるミッションがありますよね。
営業部門ですと受注目標とか、生産部門ですと生産数量やコスト目標、スタッフ部門では業績達成に向けたサポートなど。
もう一つ大事な仕事は、人を育てることです。
課長が会社を動かすエンジンとして機能するためには、部下を育成して、そのパワーを上げていくことが重要です。
なぜなら、同じ人数でも毎年業績目標は上がっていきますし、部下が成長を実感することで仕事へのモチベーションが向上していくからです。
部下への接し方で課の業績が変わる
実際にあなたが今まで関わってきた上司を思い出してみてください。
すごく信頼のおける上司から「〇〇くん」と声をかけられた時に、どんな気持ちになりましたか?
逆に、全く信頼できない上司から呼ばれた時はどうでした?
その上司と一緒に仕事をしていた時のご自身の仕事へのモチベーションを思い出してみてください。
そして、その仕事の成果は?
昔は、一人のカリスマ的な上司が「俺の背中を見てついてこい」というスタイルでやってこれましたが、今は心の時代です。
上司が部下にどう接していくのかが業績にも影響してくることは、あなたの経験からもわかると思います。
実態としては部下への時間を取れていない
では、実際の現場ではどうでしょうか?
プレイングマネージャーという「かっこいい名前」を使って、マネジメントするべき人が、自分の手持ちの仕事を優先している状況が多いようです。
私の周りでもたくさん見てきました。
特に、プレーヤーとして「できる社員」です。
俺がやらないと結果が出せないといいながら、本来すべきマネジメントに背を向け、自分の慣れていて、得意な、自分にとって楽な業務をやってしまうんですね。
こういった課長の部下たちは、例外なく疲弊していました。
何を優先して仕事をするか。緊急な仕事に当たることで「やった感」に満足していては、重要なことができません。
特に緊急に見えるけど実は重要でない仕事がその中にたくさんあるはずです。
また、重要なことを優先して時間をとっていくことで、緊急だけど重要ではない仕事は減っていくはずです。
部下のための時間を月に30分とってみる
あなたが課長になったらぜひやって欲しいのが、部下のための時間を月に30分とってみること。 一人一人と向き合う時間です。
しかも部下の話を聴く時間であって、あなたが業務進捗を確認するための時間ではありません。
最初は、なかなか本音で話してくれないかもしれません。でも諦めないでください。
部下のやっていることのうち、最終的な結果が出ていなくても、途中まででもできていることや、やろうとしていることを認めてあげてください。
それを言葉で伝えてあげてください。
そうすれば、部下の「あなたに対する安心感」が増し、だんだんと本音で話してくれるようになります。
そういった信頼関係が出来上がってくると、あなたが部下に「〇〇くん」と声がけした時に、部下は気持ちよく応じてくれるはずです。
もし、部下のための時間のとりかたや、そこでの話し方を知りたいという方がいらっしゃいましたら、お声がけください。
職場で部下との1on1を使って業績を改善してきた私の経験が役立つはずです。
誰だって不安を持ちながら一歩ずつ進んでいるんです。
その不安を軽減し、前進を後押しするためにメンターがここにいますよ。
あなたのご活躍と、あなた自身の成長を応援するメンターです。