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千利休の教え − その5 −

私の自宅近くの戸田公園の桜は、コロナ禍だろうが今年も満開に咲き誇っていました。 「春は必ず来る」を実感です。

今回は、そんな桜・花に関する首を2つ紹介します。


「花見よりかへりの人に茶の湯せば花鳥の絵をも花も置くまじ」

花見から帰ってきた人には、茶の席で、花や鳥の絵も花も置かない

茶の湯の席では、お客様を迎えるおもてなしとして、季節に応じた花鳥の軸を掛けたり、花そのものを活けたりします。

しかし、実際に花見というライブを楽しんできた方に対しては、どんなに頑張って桜に関する軸や桜そのものを飾っても、感動や面白みは小さいものになってしまいます。

また茶道では、重複する事を良としませんので、お花見後に桜を飾るという様なことを戒める首でもあります。

かといって、せっかくの桜の季節に、まったく無視するのも、ちょっと「ヒネクレ者」のようにも感じます。では、どうしたら良いのでしょうか。

例えば、花見での楽しい会話や、仲間との再会を喜ぶような軸を掛けたり、あるいは関連する道具を取り揃えたりすると、余韻が楽しめるのではないでしょうか。

ビジネスでも日常でも、創意工夫する意識を持っていたい、と感じさせる首です。

でも、お客様が花見をしているかなんて事は分からないのでは…?

少しでも構わないので、事前に調べるだけで色々な情報を得る事が出来ます。

私が講師を務める交渉学という学問でも、事前準備は大事だと教えられています。(いずれ紹介したいと思います)


「余所などへ花を贈らば其花は開きすぎしはやらぬものなり」

よそへ花を贈るときは、開きすぎの花は贈らない

庭に咲いている花がちょうど満開で見どころ100%なので(そのような立派な庭が自宅にあるかどうかは置いておくとして)、贈り物として渡したくなりますが、それはNGだと言っています。

連続性を意識してみてください。満開という事は、あとは萎んでいくだけです。

それよりも咲き始め~八分咲きの頃だと、美しくなる成長を楽しむ事が出来て、貰うほうも楽しいでしょう。

もちろん、そこはTPO、時と場合にによっては満開の花束を贈るほうがふさわしい時もあります。要は、相手の求めているものを提供しましょう!という事です。

また相手が気付いていないが、潜在的に求めているものを提供できるといいですよね。

悩んでいるメンバーに対して、正解の数歩前を提示して、正解には部下自身がたどり着くという事も、リーダーなら必要な配慮になるでしょう。


まとめ

Biz Mentor のメンター全員が保持しているコーチングスキルの質問も、「満開の花」ではなく、「満開に向かって成長していく花」のようなものです。

ぜひ、あなたが自身があなたの手元で、そのつぼみを満開にして下さい。

倉地 修
倉地 修

コーチ・交渉学講座講師。大学卒業後、富士ゼロックス株式会社に入社し海外OEMビジネスのSCM担当となる。プリンター会社の設立でSCM領域の立ち上げ(国内外の商物流整備・SAP R3導入など)を担当。設立した会社へ出向し、外部生産委託(EMS)プロジェクトのSCM領域責任者として1年の半分は中国へ出張し、プロジェクトの立ち上げとビジネス確立に貢献。趣味は、旅行、アウトドア、茶道、妄想

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