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自己探求 〜 強みを生かし、自己肯定感を引き出す!

いつも Biz Mentor のブログを読んで頂き、ありがとうございます。

今回は「強み」に関する私の経験をお伝えします。

「自分の強みって、何だろう? そもそも、自分にはあるの?」と思う方は多いと思います。

私も随分悩み、彷徨いました。そして、ある作法を見つけました。

誰にでもできる、簡単なことです。


自分の「強み」を見つける

20年ほど前、東京駅にあった古本屋でたまたま買った本、「明日を支配するもの」(P. ドラッカー著)を読んで、強烈な衝撃がありました。ビジネスマネジメントに関する名著です。

その巻末章の「自らをマネジメントする」に書かれていた「自己探求の大切さ」が衝撃的でした。

「自分の強みは? その強みを徹底的に鍛える。そして、自分自身でその強みを振り返り、客観的に表現し伝える。職務経歴書(レジュメ)を毎年書き直す覚悟で自己変革する。」

私はと言うと、いっぱしの顔をして仕事していても、自分の強みが見当たりません。

「俺の強みって何だ?」考えるほどに、足りない部分ばかりが目に付き、焦っていました。


1日の終わりに呼び覚ます「自己肯定感」

人は良いことや満たされていることより、失敗したことや足りないところ、欠けているところに目が向くようです。

心理学には、「ゲシュタルト療法」と言う手法があります。

例えば、テーブルの上にドーナツが2つ置いてあります。

ところが、片方のドーナツは欠けています。

そうすると、人はその欠けたところにばかり意識が向き始めます。

「誰が食べたのか?ネズミがかじったのか?」

結局欠けていないドーナツより、欠けていることに気が向いてしまうと言う行動心理です。

私たちは他人や自分自身に対しても、このように欠点に意識が向いてしまうのかもしれません。

「うまくいかなかったことや失敗したこと」に意識が向いてしまい、本当は最も大事な「できていること、足りていること」には意識が向かない。

本当は満たされていることに目を向けることが、最も大事なはずです。

日々の生活でも、いい時もあれば、そうでない時もあります。

私は、毎晩寝る前にその日一日を振り返り、良かったことや嬉しかったこと等を3つ思い出すようにしています。

どんなに小さなことでも良いのです。

「目覚めが良かった、仕事がはかどった、お昼に食べた牛丼が美味しかった」など。

そうすると、3つどころではなく、たくさんの良いことを毎日経験していることに気づきます。

満たされて生きていることに気づき、自己肯定感を抱きます。毎晩30秒、しかもタダです!


自己肯定感がチーム力をアップ

以前、某社で事業統括責任者をしていた時、私の部門では、「いいとこカード」というものを交換する習慣がありました。

毎月全国のメンバーが東京に集まり、営業会議を行なっていました。

総勢17名。コミュニケーション向上のために思いついたのが、この「いいとこカード」。

やり方は、会議の初めに全員に封筒を渡します。

その封筒にはカードが入っていて、参加メンバーの名前が書いてあります。

会議の終わりに、カードに書かれたその人のいいところを直接言葉で伝えます。

改めて同僚の強みにフォーカスすると、伝える側にも、伝えられる側にも新たな気づきがあるようです。

皆、初めは照れ臭そうにしていましたが、慣れてくると、楽しそうに取り組んでくれるようになりました。

Yさんからは、「自分では気づいていなかった自分の特徴を教えてもらえた。そんな良いところが自分にもあったことに気付けて嬉しい。」と言ってくれました。

自己肯定感を持った笑顔のメンバー達が印象的でした。


まとめ

誰しも欠点はあります。だからこそ、良いところや強みに目を向けましょう。

減点主義ではなく、加点主義で! 私たちメンターが、あなたの新たな強みの発見にお役に立てることを願いながら。


( 江島 慈明 メンターの詳細プロフィールはこちら )

江島 慈明
江島 慈明
石川島播磨重工業、ジョンソン・エンド・ジョンション、ファイザーなどを経て、現在は、現在は日系製薬企業にて、アジア諸国での新規事業創出、ライセンスビジネスモデルの構築に従事。GCS認定コーチ、日本メンタルヘルス協会 公認カウンセラー 趣味:サイクリング(週末60km超のサイクリングが楽しみ)、高校野球観戦(自身も高校野球経験者)

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