千利休の教え − その6 − 聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥
誰もが知っていて意味も容易なことわざですが、新年度がスタートした今、利休の教えの一つとして改めて見てみよう。
「はじをすて人に物とひ習ふべし 是ぞ上手の基なりにける」
知らない事を恥ずかしいと思わないで、師匠に聞く事が上達には欠かせない 仕事をしていくうえでも、分からない事を聞くという事が、自身の為にも、組織のためにも有効であることは、異論は無いと思います。
素直に質問する事ができていますか?
聞く事が大事だという事は、百も承知。
まことに、その通り。その通りなのですが…。
あなたは、素直に質問する事が出来ていますか?
もし、躊躇するとしたらその理由は何でしょうか。
つまらない自尊心が邪魔している場合が無いでしょうか? あるいは、上司や先輩へ対する遠慮もあるのでは?
私の場合も遠慮してしまいがちで、タイミングを見計らう事に神経を使ったりと、質問するという行動に出るのは、なかなか難しいと感じます。
メンバーはあなたに質問してくれていますか?
同じように、自尊心が邪魔したりとか、あなたへの遠慮だったりで、質問したいけれど、質問出来なくて困っているメンバーがいるかもしれません。
場合によっては、メンバーの成長の機会を潰してしまっているかもしれません。
ぜひ、聞く(聴く)スキルを身に付けて、メンバーが質問しやすい環境造りを意識してみて下さい。
まとめ
あなたが質問する時も、メンバーがあなたに質問する時も、質問して答えを得る事は、目標としている事に一歩前進するという事です。
仕事以外でも、質問して答えを得る(助言を得る)という事は、成長への一歩となります。 ど
んどん質問していきましょう。