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部下から学ぶ

あなたは部下から学んだ事はありますか?

えっ? 部下は指導するものじゃないんですか? 部下からいったい何を学ぶのでしょうか?

という声が聞こえてきそうですが、今回は、部下から学ぶ必要性についてお伝えしていきたいと思います。


OJTとOFF-JT

あなたは、リーダーとして部下を指導する立場だと思いますが、 どのような気持ちで部下を指導しているのでしょうか?

部下にも様々なタイプがいると思いますが 一般的な人材育成の主な手法はOJTとOFF-JTですね。

この二つを連携することで、効果的に人材を育成することができると言われています。


OJTの限界

しかし、OJTが人材育成の中心ではあるのですが、OJTにも限界があり、 一例ですが、以下のような原因が考えられると思います。

  • 教える人間の能力に左右される
  • 教育が無計画になりやすい
  • 論理的、体系的に学ぶことができない
  • 社内にない知識・経験は身につかない

この限界を補完するために『OFF-JT』組み合わせることで、 その効果が見えやすくなり、組織の改善すべき点が見えてきますが、 では、さらに効果的な方法はないのでしょうか?


部下から学ぶ効果とは?

具体的な説明の前に、嫌われる上司とは、どのような上司かわかりますか?

  • 指導する際に、横柄な態度をとりがちな上司
  • プライドが邪魔して知ったかぶりをする上司  

などが思いつきます。

一方、部下から慕われる上司とは、どのような上司でしょうか?

  • 上司から頼ってもらえる
  • ありのままの姿を見せてくれる上司

だと思います。

以上の事を踏まえて、さらに効果的な方法が「部下から学ぶ」です。 まず上司側の心理として

  • 部下から教わるなんて恥ずかしい
  • 部下が知っていることなんて、大したことない
  • 知らなくても、自分には広い見識があるので問題ない

という心の声が聞こえてきます。


具体的な方法

しかしながら、

  • 知らない事を素直に知ろうとする姿勢
  • 現状に満足することなく変化・成長を望む姿勢

を見せる事によって、部下も、上司から学ぼうとするのではないでしょうか?

では、具体的に、どうやって部下と接すればよいかと言いますと、 以下のような、投げかけをするのが効果的ではないでしょうか?

部下が、自分の知らない事を話した場合、

  • なにそれ?どういうこと?どんなもの?
  • ここまでは知っているけど、これ以上の事は知ってる?
  • その知識は、どうやって得たのかな? どんな本?
  • 知らない事を教えてくれて、ありがとう

などが良い質問だと思います。


まとめ

いかがでしたか?

あなたは、あなたは部下から、どのように学びますか?

素直な気持ちで、どんなことにも興味を持つことが、部下から学ぶ基本ではないかと思います。

世の統計情報によれば、リーダーの約7割が部下から学んでいるそうです。

さらに具体的な方法は、部下から多くを学んできた経験豊富なメンター達に相談してみましょう。


( 山田 武彦 メンターの詳細ページはこちら )


山田 武彦
山田 武彦
薬学部卒業後、三共株式会社(現:第一三共株式会社)で、医薬情報担当者(MR)として勤務、その後医薬品の安全性情報(副作用)の収集と伝達部門、IT部門長を経て、日立製作所との共同出資会社に副社長として転籍。総務部門を管掌する中で、社員育成の効果的方法を模索しコーチングを学び、メンター・プロフェッショナルコーチとしての活動を始める。趣味は、ウイスキー、文房具、読書、占星術。

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