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行動分析学を用いたリーダーシップ

皆さんの行動はどのようにして起こっているのでしょうか。感情が伴って、無意識に、考えたことない等色々あると思います。

心理学の分野で「行動分析学」という学問があります。本日は行動分析学の一部分をご紹介すると共にそれを職場に活かす点についてお伝えしたいと思います。


行動分析学とは

行動分析学とは、アメリカの心理学者、バラス・スキナー博士が創始した学問で、簡単にいうと、行動の理由を解明する心理学です。

人が行動を起こす原因を人格や性格にせず、科学的に人や組織の行動を変えることができるという考え方です。

例えば、職場において、ある行動をその人の性格に結びつけることはありませんか?

「Aさんは暗いから」、「Bさんは冷たいから」、、、

これは常にそういう訳でもありません。違う場面では明るくて温かいこともあったりします。

しかし、部分的な面を切り取って、『レッテル貼り』をしているに過ぎません。これは相手を正しく理解出来ていませんし、何より相手を変える事ができません。

「自分は暗いから、冷たいから、どうせ〇〇だ」自身にレッテルを貼ると諦めがつきますが、思考停止になって行動の改善もないし、人として成長もしないでしょう。

行動分析学を用いて、こういった上司、同僚、部下、顧客、パートナーといった人の行動を変えることができます。


行動を変える3つの原理

どうやって人の行動を変えられるのか。

基本的には「強化」「消去」「弱化」という3つの方法によります。

ある行動を起こして結果良いことがあるとその行動をもっとしようとします。

例えば職場で笑顔のない上司に部下のAさんが相談するとします。その直後に上司は笑顔で迎えてくれる。

上司は部下のAさんの相談によって「笑顔なし」から「笑顔あり」に変わりました。またある時は解決しない問題を上司に相談して解決したとします。

Aさんにとって「上司に相談する」という行為は「強化」されたこととなります。

一方で、上司の笑顔もなく何も変わらなければ、相談する行為は徐々にしなくなります。これを「消失」と言います。

さらに、もし相談した際に笑顔どころか逆に叱責されたり、睨まれると、Aさんが上司に相談する行為は「弱化」されます。

このように、「強化」「消去」「弱化」3つの原理によって、人の行動を分析し説明することができます。


好子と嫌子のリーダーシップ

ある先行条件(きっかけ)のもとで、ある行動をすると、ある変化(結果)が起こります。

これを「行動随伴性」と呼ぶのですが、言い換えると、きっかけと結果は、行動によって因果関係を結んでいます。(きっかけ→行動→結果)

この行動の頻度を増やしたり強くすることを好子(こうし)、逆に行動の頻度を減らしたり弱くすることをを嫌子(けんし)と言います。

先ほどの部下のAさんのケースでは、相談をした後、上司は笑顔で返すことで好子を出現させました。おそらくAさんはまた上司に相談するでしょう。

また、別のケースでは、会話が盛り上がっている中で話を折るような発言をするBさんがいるとします。

笑顔をなくし長い沈黙になると、Bさんは続けようとしなくなります。これは嫌子を出現したことになります。

好子・嫌子は良い悪いではなく、行動を変えたい、軌道修正したい時に上手く使い分けると、マネジメントにも活きてくると考えます。


まとめ

行動分析学を活かすことで、リーダーはメンバーをより観察するようになり、レッテル貼りをせずマネジメントができます。

また、自分自身の行動を分析してみると、自己理解にもつながります。性格や人格を原因にせず、打ち手やアクションプランも見えてきますので、きっかけ→行動→結果(ABC分析といいます)を振り返ることをオススメします。


高瀬 勝啓 メンターの詳細プロフィールはこちら

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高瀬 勝啓
高瀬 勝啓

ゲーム業界で営業を10年経験した後、人事部署へ異動し、その後、電機メーカー、EC、インターネット広告など転職し現在は小売店の人事マネージャーとして人事部署の立ち上げから制度施策の定着をミッションに取り組んでいる。社員対応が多いことからコミュニケーションを専門的に学び、国家資格キャリアコンサルタント、コーチング資格を取得し、それらを社内外に活用している。趣味はサッカー、植物育成

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