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折れない心のつくり方 自分のリソースを確認する

人は追い込まれると、どうしても視野が狭くなっていきます。

本来なら見えるべきものが見えなくなっていくのです。 今回のコロナ禍でも本当にそれを実感しました。

「このままどうなっていくのか、私には為すすべもない」といった具合にどんどん不安と無力感に苛まれていったのです。


無いものでなく、あるものに目を向けていく

現在、コロナ禍により私の経営する飲食店は大きな打撃を受けています。

こうなると、目の前に立ちはだかる課題に対して自分には何もできないと途方くれていくのです。

そして、「これもできない、あれもできない、あれもない、これもない」と自分に無いものばかりに目が行き、ますます気持ちは暗くなっていきます。

そんな時には視点を変えて、自分の持っている資源=リソースを確認することが大切です。

何も持っていないように思えても、改めて確認してみれば人は多くの使えるリソースを持っているのです。


乗り越えてきた過去の経験を思い出す

リソースの一つに過去の経験があります。今回のコロナ禍を例にすると東日本大震災やリーマンショックという外部環境の変化に大きな影響を受けた時に、どんなことをやって、どう乗り越えてきたか、何が効果があったのか?などを思い出し確認することです。

過去の経験の中には現在の課題に対処するための多くの知恵があるのです。

更には乗り越えてきた多くの困難や課題を改めて考えることで、「あの時はもう駄目だと思ったが、結局は乗り越えてきた」と自信を取り戻すことができます。

そして今、目の前にある壁も必ず乗り越えられるという自己効力感の向上につながるのです。


自分の強みに気づく

自分や自社の強みも大きなリソースです。強みを把握しそれを活用して事態の打開を図るのです。

では強みはどう把握するか? 自分や自社の強みがよくわからない時は、強みでなく違いに注目することです。他者と自分の違いに目を向けるのです。

一見、弱みにも見える他者との違いが実は強みでもあることに気が付きます。

例えば小心者で小さことに不安になってしまう人は、細部に目が行き届く慎重さが強みです。弱みと強みは表裏一体なのです。

強みに似ていますが、自分が持っているものも有効なリソースになります。 個人のもっているスキルや知識、能力、若さや健康、使える時間や資金などです。

逆境にあると、どうしても無いもの尽くしのように感じてしまいますが よく見ていけば、自分が持っているものは案外、多いものなのです。


人のネットワークは大切なリソース

自分の周りの人も大きなリソースになります。

自分を手伝ってくれる人、アドバイスや知恵を授けてくれる人、精神的な支えになってくれる人など冷静に周りを見渡してみれば多くの人が自分をサポートしてくれる可能性があります。

誰か一人がすべてをサポートしてくれなくても、部分的にリソースとなってくれる人は多いものです。

自分が尊敬する人や歴史上の偉人もリソースになりえます。

あの人だったらどうするだろうと想像をめぐらすことで自分に行動のエネルギーとヒントをくれるのです。

自分をサポートしてくれるネットワークを確認することで、自分は決して一人ではないと思えます。そして課題に立ち向かう勇気が湧いてきます。


まとめ

「あーもう駄目だ」と思ったら一度立ち止まり、自分の持っているもの、リソースを確認することです。

無い物ばかりに目が行っている状態から、前向きに気持ちが切り替わり視野が広がって課題に立ち向かう勇気と知恵が出てきます。

メンターやコーチとのセッションを通じて、自分の持つ貴重な独自のリソースを引き出してもらうのも効果的です。


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湯澤 剛
湯澤 剛
大学卒業後、1987年キリンビール社に入社。国内ビール営業、ニューヨーク留学、海外事業担当を経て、1999年飲食店チェーン経営者であった実父の急逝に伴い事業を承継。年商20億、負債40億の会社をボロボロになりながら16年かけて再生、負債も全額返済。現在は、飲食店経営と並行して中小企業経営者向けの講演を全国で行い、コーチングを活用した経営者向け個別相談も実施している。趣味・特技:空手初段

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