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エンゲージメントを高める二つの取組み

昨今、エンゲージメントの指数を調査し経営指標に加える企業が増えています。

リーダーのみなさんも多くの方が、自部門のエンゲージメント指数を高めることに 日々苦心していることと思います。

今回は、このエンゲージメントについて考えてみましょう。


エンゲージメントと事業経営との相関

エンゲージメントは、会社や組織に対する社員の自発的貢献意欲という意味ですが、 社員が主体的に仕事に取組んでいる心理状態も指しています。

そのエンゲージメント指数を高めることが事業経営の改善に結びつくことがわかってきています。

収益性、生産性、社員の定着性、そして顧客満足度などに良い影響を及ぼします。

このエンゲージメントの指数を高めるには、従業員満足の視点で二つの対応策があります。


職場のモヤモヤを共有する対話会の開催

その一つは、会社や組織に対して社員が感じているモヤモヤを語り合う対話会の実施です。

メンバーが集まり、自由に「今、この時のオモイ」を語り合うことで、 これまで「どうせ言っても無駄」、「やはり言わないでおこう」などとしていた、 水面下のモヤモヤをメンバー間で共有します。

この隠れた不平不満などの対応を放置しておくと大変です。

そのモヤモヤは伝染病のように組織内に広まり、従業員満足度は上がるどころか、 反対にどんどんマイナスしてしまうからです。

そのメンバー間で共有できたモヤモヤの改善を、できる所からコツコツと取組むことで、 従業員満足度を下げていくマイナス要因を減らしていくことができます。


目標達成を支援するメンタリング

さて、マイナス要因を減らしつつ、同時に必要なのはプラス要因への対応です。

有効なプラス要因としては、メンバー個々の目標達成が着目されています。

そして、この目標達成への支援を、リーダーはメンタリングで行います。

メンタリングは1対1の対話です。それはメンバーの存在を承認することから始まります。

そして、リーダーはメンバーが自ら目標を設定するところから支援し、 その達成につながる行動を導き出し、目標達成まで伴走を続けます。

このように目標達成を通してメンバーの成長の支援を行うのです。 人は自らが承認され、また成長している実感に大きな喜びを感じます。

この承認と目標達成が従業員満足を高めるプラスの要因です。


まとめ

マイナス要因を減らしていく対話会、そしてプラス要因を引き出すメンタリング。

この二つの取組みが組織内で習慣化されたとき、従業員満足度は上がり、 エンゲージメント指数は、きっと改善していくと思います。

リーダーのみなさん、 先ずはご自身がメンタリングから体験してみませんか。




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松木 幹一郎
松木 幹一郎
東証1部上場の電気機器メーカーにて、役員・理事などを歴任。現在は非常勤顧問として、組織開発の支援。新入社員時代は、営業担当として飛び込み営業から開始、若い頃は売れずに苦悩の毎日を過ごす。中間管理職時代では、徹底した新規顧客開拓により担当エリア内顧客シェア90%を獲得し、年間売上を300%にまで拡大、事業基盤を構築。現在は、組織開発の内部実践者としてオフサイトミーティングなどを実践。全国にファシリテーターを108名育成し、組織開発の礎を構築した。趣味は、サッカー、ウクレレ、カラオケ。

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