頭では分かっていても、体が動かないときは…
色んなご相談を受けていて、よく耳にするのが、 「頭では分かっているのに、体がなかなか動かなくて…」 というもの。
読者の皆さんの中にも、大きな課題にぶつかったり、深く思い悩むことがあったときに、同じような経験をされた方がいらっしゃるかもしれません。
そんな時、私が皆さんにおススメしている「3ステップ」があります。
【ステップ1】 まず、気づけ!
頭では分かっているのに、体が動かない… これは、あなたの心身がSOSを出しているサインです。
まずは、このサインに気づきましょう。 人間の意志の力は、私たちの想像以上に偉大です。
心身の状態に関わらず、意志の力だけで動けてしまうこともあります。
しかし、それでも体が動かないというのは、それだけ重症だということです。
まずは、この事実に気づきましょう。 そして、動かないものを、無理やり動かそうとしないこと。
ここで無理をすると、心身を蝕み、取り返しのつかないことにもなりかねません。
こういうときは、体を動かそうとするのではなく、頭の中にある
- こうある「はず」なのに…
- こうある「べき」なのに…
- こうあら「ねばならない」のに…
からアプローチした方が、案外すんなりと事が進みます。
【ステップ2】 とにかく、吐き出せ!
頭の中にある「はず」「べき」「ねばならない」にアプローチするには、とにかく、頭の中にある全てを吐き出してください。 吐き出し方は、あなたに合った方法で構いません。
紙に書き出しても、パソコンで打ち出しても、誰かに聞いてもらうのでも良いです。
ただし、
- 思うがまま吐き出せること
- 後から整理できること
の2つの条件を満たしてください。
条件1は、あなたの中にある気持ちも、課題も、ぜーんぶごちゃまぜにして吐き出すことで、少しでも負荷を軽くすることが目的です。
条件2は、吐き出したものの中から、今の課題や問題がどこにあるかを冷静に見つめることが目的です。 これは、あなた自身がやってもいいし、余力がなければ、コーチやメンターなど誰かにやってもらっても構いません。
【ステップ3】 そして、休め!
最後に、私が一番重視しているのが、この「休め!」のステップです。
私、特技は「寝ること」、座右の銘は「なるようになる」なのですが。
これまでの経験上、私のみならず誰もが、大抵のことはなるようになります。
でも、なるようになるために唯一必要なのが、「元気(パワー)」です。
「体が資本」とはよく言ったもので、元気さえあれば、 全力で闘うことも、全力で逃げることも、なんだってできます。
だからこそ、とにかく休んで、元気を手に入れてください。
そして、もし、休むことすらできないぐらい、心身が蝕まれていたら… それはもう、医師や専門家の力を頼ってほしいレベルです。
まとめ
時々、休むことが怖い…という方がいらっしゃいます。
休む=止まることで、何かを失うような、全てが止まってしまうような、そんな気持ちに囚われてしまうようです。
でも、大丈夫。必ず、なるようになります。
だからこそ、まずは休んで、元気をつけてくださいね。