テレワーク時代、部下を動かす“切り札”とは?
「上司受難の時代」と言われる現代。
図らずとも上司になった(なってしまった)あなたは、部下をどのように動かせば良いのでしょうか?
今日のブログでは、そのヒントをご紹介したいと思います。
現代は上司受難の時代?
令和に入って3年目、現代は「上司受難の時代」と揶揄されるようになりました。
理由のひとつには、部下との関係性が挙げられます。
部下にかける言葉をひとつ間違えれば、すぐに「パワハラ」や「ブラック企業」と叫ばれてしまう始末。
これでは、組織の統率や部下に対する指示も慎重にならざるを得ません。
もっとも、これは、部下に原因があるというよりは、彼らを取り巻く環境が大きく物を言うのかもしれません。
法的な整備が進んだことや、転職しやすい社会環境が整ってきたことが、その背景にあるように感じています。
テレワークにおいて、部下をどのように動かすか?
そのような時代背景に追い打ちをかけるように、新型コロナウィルス感染拡大が収束を見せない現代において、仕事の形式はテレワーク主体という会社が増加傾向にあります。
当然のことながら、テレワークでは、部下とのオンラインによるコミュニケーションが欠かせません。
そのような状況下において、上司であるあなたは、部下にどのように指示を与え、動かせば良いのでしょうか?
部下を動かす“切り札”とは?
そこで今日は、上司であるあなたが、部下を動かす“切り札”とも言うべき効果的なコミュニケーション方法をご紹介したいと思います。
それは、コーチングのスキルでいう「リクエスト」のスキルを用いるということです。
「リクエスト」のスキルは、以下のような方法で行われます。
① 行動をストレートに要求する
行動をストレートかつ明確に要求することで、部下の行動に対する意識を瞬間的に高め、やる気を引き出します。ポイントとしては、「短く」「言い切る」ことを心掛けます。
例:「ぜひ、それをやってください!」「それをいつから実施しますか?」
② 行動を約束し、結果を報告してもらう
行動することをコミット(責任ある約束)してもらい、あとで行動の結果を報告してもらうことを事前に伝えておきます。
例:「実施した結果を次のミーティングで教えてください。」
「その結果は、どのタイミングで知ることができますか?」
上記に加え、締めの言葉として、「大丈夫。●●さんならできるよ。」とか、「応援しているからね。」といった励ましや勇気づけを付け加えることで、その効果はさらに威力を増すことでしょう。
まとめ
今日ご紹介した「リクエスト」スキルは、部下を動かすためのコミュニケーションとして、シンプルながらも効果を出しやすい方法と言われています。
とはいえ、実際に活用する際には、決してスキル偏重にならず、まずは部下との間に「何でも話せる」信頼関係を築いておくことが望まれます。
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