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リーダーシップに応えるフォロワーシップ

会社の中核を担う中堅リーダーの皆さん、 突然ですが、皆さんは経営トップのフォロワーになっていますか。

リーダーシップはフォロワーシップが有って初めて成り立ちます。

今回はリーダーの皆さんと、このフォロワーシップについて考えてみたいと思います。


経営トップの発信に応えられない現状

「創造的破壊の時代」といわれる今、各企業の経営トップはその生き残りのために、 社員の皆さんに向けて、様々にメッセージの発信を繰り返していることと思います。

そこでお伝えしようとしているのは、きっと「変革」の必要性です。

「今のままではダメだ、変わらなければ!」ということですよね。

しかし、この経営トップの発信に即座に応えてくれる人材や組織はなかなか現れないのが実情です。

中でも歴史のある大きな会社や大組織ほどその傾向が強いようです。

なぜなら、みんな既存事業の維持継続だけで汲々となっているからです。

トップの言う「変革」に応えたい気持ちはあっても、多くの人はそんな余裕は無いのです。

だからこそ、ここはリーダーの皆さんに変革のフォロワーシップを発揮してほしいのです。


変革の組織風土を対話で創る

フォロワーシップとは、リーダーシップに自律的に主体的に応えることです。

ここでのフォロワーシップは、トップの言う「変革」の行動を起こすことです。

それは、「仕事の仕方」を新しく良くしていく取組みです。

先ずは、組織の中に「変えていこう、良くしていこう」という風土を 創ることから始めます。

その為の対話をメンバーと行うのです。

実際には、1ON 1ミーティングやワークショップなどの対話会がとても有効です。

例えば、メンバーが職場で日常的に抱える「モヤモヤ」を聴いて、 その要因を無くしていきます。

また、メンバーに「やりたいこと」を開示してもらい、新しい取組みも徐々に増やしたりします。

「何があればできるのか?」、「何が無くなればできるのか?」と みんなで考えてみることです。

こうして、少しずつでも仕事の仕方が新しく良くなっていくと、組織の中に変革する習慣の風土が芽生えてくるでしょう。

そんな組織が、経営トップが発信するメッセージに応える礎になると思います。


まとめ

リーダーである皆さんは、変革を求める経営トップに応えて、 自らが変革の組織を築いてください。

フォロワーシップを発揮するリーダーの周りには、 きっと多くのフォロワーが集まっていると思います。

Biz Mentorは、そんなリーダーを応援いたします。

松木 幹一郎
松木 幹一郎
東証1部上場の電気機器メーカーにて、役員・理事などを歴任。現在は非常勤顧問として、組織開発の支援。新入社員時代は、営業担当として飛び込み営業から開始、若い頃は売れずに苦悩の毎日を過ごす。中間管理職時代では、徹底した新規顧客開拓により担当エリア内顧客シェア90%を獲得し、年間売上を300%にまで拡大、事業基盤を構築。現在は、組織開発の内部実践者としてオフサイトミーティングなどを実践。全国にファシリテーターを108名育成し、組織開発の礎を構築した。趣味は、サッカー、ウクレレ、カラオケ。

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