精農は土を作り、駄農は草を作る
この諺「精農は土を作り、駄農は草を作る」は精農は地力対策に主力をおき、駄農は草(野菜)をつくると言う意味。やがて草も出来なくなることを指しているそうです。 こ
れは人を育てる、組織を育てる際にも同じではないかと思いました。
とりあえずのスキル(草・野菜)を身に着けさせ、明日からきみもできる!と言うような簡単便利なやり方では最終的に組織は立ち行かなくなると考えたのです。
良い土壌なしに良い果実(成果)は得られない
「精農は土を作り、駄農は草を作る」 某プログラムの体験講座に参加した際に伺った諺です。恥ずかしながら知らない諺でした。
幼少期を港町で過ごし、農業に触れる機会が無かったことが原因と自分の無知の言い訳をしつつ、学べることが多いのは幸せだなと感じております。かと言って漁業の諺も知りませんが。。。
話が横に逸れましたが、本題です。 この諺「精農は土を作り、駄農は草を作る」は精農は地力対策に主力をおき、駄農は草(野菜)をつくると言う意味。やがて草も出来なくなることを指しているそうです。 これは人を育てる、組織を育てる際にも同じではないかと思いました。
とりあえずのスキル(草・野菜)を身に着けさせ、明日からきみもできる!と言うような簡単便利なやり方では最終的に組織は立ち行かなくなると考えたのです。
地力対策
地力対策とはその土地に対して適した肥料、水、空気など様々な施策を指す事のようでしっかりと根が張れるように、十分な実りが得られるように対策を行うことと理解しました。
しっかり育つためには維持も考える必要があり、いかに育つ土壌を作り維持するかと考える様です。
組織においても人材育成を行う場合は、環境を整えることはリーダーやマネージャーの役割だと思いますが、十分な実りが得られるような対策を心がける必要があります。
そのために何が必要なのか?人は学びや気づきが成長につながると考えると、学びや気づきが肥料や水と言えそうです。
根付く
また同時に組織そのものが土壌として肥沃になることで、メンバーにとって心理的に安全で、ここを自分の居場所として認識できることも大切だと思いました。
成長し大きな実りを得られた後も、その土地(組織)に様々なものを還元することを惜しまなくなり、共に成長を喜べるようになるからです。
そう考えると、田畑の実り多い風景は我々にとって嬉しいものであると同時に作物そのものにとっても嬉しいことなのかも知れません。
黄金色の稲穂が一面に広がる景色なんていつまででも見ていられます。
維持する
そのような環境も維持できなければ意味が無いと考えます。
土地の力が時と共に弱まるように、せっかく根付いた意識や考え方も時間とともに風化し、色あせていくことは避けられません。
これを維持することもリーダーやマネージャーの役割と言えます。そのためには何ができるのか?
学びや気づきが肥料や水となるのであれば、維持するためには実りのイメージをしっかりと共有することが必要なのだと思います。
黄金色の稲穂、たわわに実る柿など成長した姿をイメージしその後の活躍を思い描くことができれば維持することに繋がりそうです。
まとめ
土地を作り、実りを得られるようになるためには時間も労力も必要です。
リーダーとしては一朝一夕にできるとは考えず、ですが、しっかりとマイルストーンを意識して取り組むことで組織を豊かにし、実りを得ることができるでしょう。
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