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「学生時代と社会人になってからの違いは何だと思いますか?」

今回は、私がかつて若手社員によく問いかけていた質問を題材に、リーダーにとって必要な考え方についてご紹介したいと思います。

その問いかけとは「学生時代と社会人になってからの違いは何だと思いますか?」 という質問です。


質問の意図

この質問は、就活時の面接でよく聞かれるようですが、その質問には、一般的に次のような意図があるようです。

  1. 社会人としての意識や自覚を確認するため
  2. 仕事に対する価値観を見るため
  3. 仕事への意欲を測るため

模範的な回答としては、

  • 責任の大きさの違い
  • 時間の使い方の違い
  • 評価されるということ
  • 人間関係・コミュニケーションの質の違い
  • 決断力が求められる
  • 言葉遣い

などがあると思います。


リーダーのあなたへの質問

ここで、あえてリーダーであるあなたに質問です。

日頃からリーダーとして、日常の業務で若手と接し指導する場面も多いと思います。

そのような状況で、新入社員ではなく、入社してある程度仕事を覚え始めた若手に 同じ質問をしたとします。

あなたなら、どのような回答を期待するでしょうか?

そして、リーダーとして一番大切だと思う「違い」を一つだけ話すなら、それはどのような事でしょうか?


時間割という考え方

私は、いつも「時間割」について話をしていました。

それは、学生時代には、誰もが「時間割」に従って行動していたという事です。

月曜日から金曜日まで、登校し、決められた時間から授業が始まり授業が終われば部活などをして帰宅する毎日。

というように、決められた、いえ、決めてもらった「時間割」をこなせば、一定の知識が身につくという事だと思います。

大学まで進むにつれて、ある程度の時間の自由度は上がったとは思いますが、それでも「時間割」は、少々面倒ではありますが、大切な決まり事だったはずです。


社会人には「時間割」はない、あるのはスケジュール管理

社会人には「時間割」は、殆どありません。

あえて言うなら研修を受けるときの時間割くらいでしょうか?

その代わりに必要な時間管理は「スケジュール」です。

時間割は殆ど自分でコントロールできないのですが、スケジュールは、ある程度自分で決めることが可能だという点が大きく違うのです。

若手の頃は、会議の予定や、業務の打ち合わせなど、先輩や得意先の都合で決められることが多いのですが、少しずつかも知れませんが、自分自身でコントロールできることが増えていきます。

私は、この「時間割」と「スケジュール」の根本的な違いを、大切にしたいと思い若手にはよく話をしていました。

ただし、受動的な時間割と異なり、能動的な時間管理が可能なスケジュールですが、注意しなければならないのは、仕事をする上で、スケジュールを消化することで、仕事をしているという勘違いをして欲しくないという点です。

ぜひ、自分でコントロール可能なスケジュールだからこそ、能動的なタスク管理やそれに関連する人とのコミュニケーションなどに意識を向けて、「成果を出す」事を目指して欲しいと思います。


まとめ

以上、リーダーにとって大切な、時間に対する考え方を書かせていただきました。

誰にとっても、1日は24時間です。

その貴重な時間を浪費するか、消費するか?

または、効率的に活用するかは、考え方次第です。

ぜひ、今一度「時間」について目を向けてみてください。




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山田 武彦
山田 武彦
薬学部卒業後、三共株式会社(現:第一三共株式会社)で、医薬情報担当者(MR)として勤務、その後医薬品の安全性情報(副作用)の収集と伝達部門、IT部門長を経て、日立製作所との共同出資会社に副社長として転籍。総務部門を管掌する中で、社員育成の効果的方法を模索しコーチングを学び、メンター・プロフェッショナルコーチとしての活動を始める。趣味は、ウイスキー、文房具、読書、占星術。

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