リーダーに期待し求められているもの(後編)
前回のブログでは、部下がついていきたいリーダーに期待し求められているものは何か?
それは「その1 信頼」「その2 思いやり」ということをお話ししました。
今日は「その3 安定」「その4 希望」について・・
その3 安定
安定したリーダーとは、必要な時に頼れるリーダーですよね。リーダーが安定していれば、困難な時でも、うまくいっている時でも、部下は自身の将来に不安を感じることはなく、自信を持ってパフォーマンスを上げ続けることができます。
当たり前のことではありますが、部下は本当に安心して過ごせているでしょうか?
企業は常に発展、変化、成長していかなければなりませんが、給与と仕事があるという安心を、このCovit19の中でも提供している必要があります。
リーダーはこういったこれまでにない状況下でも、部下が安定した暮らしを送ることができるよう職務の一つとして取り組んでいるか、このような基本的欲求を満たすことができているか、常に自身に問いながら、企業に心からコミットできる環境を提供し続けることが大切になってきます。
また透明性も安定をもたらしてくれます。自分たちのキャリアについて希望を持って進めるか、企業の財務状況について常に知ることができる環境が整えられているか、企業の目標への進捗も定期的に知らせる仕組みも必要です。
そしてリーダーは一人一人の部下に向き合い、企業の財務的指標であるコストや利益に、また目標達成への指標に、個々が影響を与えることができるということをサポートしていくことが、部下の安定と自信をもたらすのではないでしょうか。
その4 希望
人は現在においては安定を求め、将来においては希望を求めています。希望を持てる環境を整えることも、リーダーとしての大事な仕事です。
希望があればモチベーションも上がります。希望がなければ自信を失い、仕事にパッションを持って取り組むことはできません。
無力感・喪失感を感じてしまうかもしれません。したがって困難な時のリーダーの役割はとても重要になります。
でも、多くのリーダーは日々忙しく、やるべきことの対応に時間を費やしているのではないでしょうか。
かつての私は、目先の問題に効率的に対処できてしまっていて、こなせている自分に満足してしまうという落とし穴にはまっていたことがありました。
スタッフは現状を理解してくれていると思い込んでいた・・・有能なリーダーシップには、問題を解決する能力ももちろん欠かせませんが、部下の希望と期待を生み出すために、今後の可能性を明確にすることも重要です。
ですからビジョンを描くんですよね。ただ、そのビジョンを実現するにはそれを効果的に動かす・・つまりは新たな取り組みをスタートさせ、アクションすることをリーダーには求められており、そこに部下を巻き込むことが、希望を与えることになるのではないでしょうか?
まとめ
部下の人生に最も影響を与えているリーダーに、期待し、求めているものがわかったあなたは、どのようにそれを実践しますか?
そのようなお手伝いも、コーチ・メンターはさせていただきます。
▼前回の「その1 信頼」「その2 思いやり」についてはこちらから
https://www.bizmentor.jp/blog/210823a