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バイアスに囚われていませんか?

いつも Biz Mentor のブログを読んで頂き、ありがとうございます。

前回に続き、今回も「固定観念」に関した思いを書きます。最近、この「固定観念」というテーマが続いています。

このことだけでも、私自身が「固定観念」に意識が向いているか、そして、「固定観念」に囚われてきたのかが分かります。

今回は、最近目にした「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」をテーマにします。

私だけでなく、人は日常的に、知らぬうちにバイアスという偏見に囚われ、自分自身や周囲の人たちを苦しめているのかもしれません。


人間関係はバイアスだらけ?

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)という言葉は、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。しかし、職場や日常生活の中でも見受けられるものです。

組織の中での上下関係(ヒエラルキー)や性別の違い、職種や国籍、年齢。人は多種多様な背景を持っているために、気付かぬうちにそれらの違いに対して、偏見を持ってしまうようです。

例えば、「部下は経験が浅いから、教えてあげないといけない」、「男はしっかりしないといけない」、「女性は黙って聞いていればいい」。

その他人種問題など。私がこれまでに耳にし、実際に経験してきた表現のほんの一部ですが、私たちは他人に対して、無意識に偏った見方をしてしまっているようです。


今問われる、ダイバーシティについて

ダイバーシティ(多様性)を尊重する社会が、広まりつつあります。

最近LGBTの方による講演会に参加する機会がありました。

正直申し上げて、LGBT(性的マイノリティ)の方々への偏見が、私の中にもあったと思いました。

自分には関係のないことと。

しかしご本人から直接お話を伺うことで、自分とは違う多様な考えと生き方の存在を知り、認めることができました。

仕事でアジア諸国へ行くことが多いのですが、どうも日本人にはアジア諸国の人たちに対して優位な意識を持っている人が多いと感じます。

客観的に日本人を眺めると、そのように感じるのです。

もしかしたら、私もそのような態度をとっているのかもしれません。

無意識の偏見の根深さを感じ、私自身、戒める思いです。


まずは、共感と理解から

人は自分と見た目が異なる人に対しては共感を覚えにくく、距離を置いて接するようになるそうです。

一方、共感できる人に対しては、違いを乗り越えて受け入れようとする。

ここで、共感という言葉を挙げましたが、では、共感を育むにはどのような方法があるのでしょうか?

例えば、相手の目線で考えてみる、そして、視野を広げて、俯瞰的に自分自身を眺めるなど。

謙虚に人を想い、自分を見つめることが大事です。


まとめ

心理学には、エンプティー・チェア(空の椅子)というメソッドがあります。

これは、目の前の空の椅子に人が座っていると想像し、その人の気持ちになって、湧き上がる思いに向き合うものです。

以前、私は亡くなった父親を想像し、父の立場に立って、私自身に問いかけたことがあります。

思いもしなかった気づきがありましたね。

新たな着眼点に気づきました。

まずは、相手の立場に立ち、視座を変えて! 先日心理カウンセラーの仲間から、「5年後の自分は、今の自分に何を語りかけると思う?」と質問され、固定観念が入り込む余地のない思考を求められ、とても新鮮な思いがしました。

まるで、目の前の閉じた扉が開けるような思いでした。

見えないバイアスに向き合うには、客観的な視座と継続的な取り組みが大事です。

私たちメンターが、伴走者として力になれるかもしれません。




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江島 慈明
江島 慈明
石川島播磨重工業、ジョンソン・エンド・ジョンション、ファイザーなどを経て、現在は、現在は日系製薬企業にて、アジア諸国での新規事業創出、ライセンスビジネスモデルの構築に従事。GCS認定コーチ、日本メンタルヘルス協会 公認カウンセラー 趣味:サイクリング(週末60km超のサイクリングが楽しみ)、高校野球観戦(自身も高校野球経験者)

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