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人は「自分がなりたいもの」になる

「人は自分がなりたいものになれる」。というと言いすぎでしょうか。

「そんなことはない。どこに生まれたかでなれるものは違うじゃないか」などのご意見をたくさんいただきそうです。

ご指摘はそのとおりです。 だけど、少し見方を変えれば、「人は自分がなりたいものになっている」ように考えられますよ。


人は1日に35,000回の選択をする

私は若いころに、「もっと勉強していれば、自分だって東大に行けたよな」などと夢想(負け惜しみ(笑))することがありました。

たしかにもっと(もっともっと)勉強していれば、東大に入れたかもしれません。

しかしよくよく考えてみると、「もっと勉強しなかった」のは何を隠そう“私の選択”なのです。

家業の手伝いで忙しかったわけでもなく、勉強はしてくれるなと頼まれたわけでも、誰かから邪魔されたわけでもありません。

当時の自分に自分なりの理屈はあったでしょうが、自分でそのように選択していたのですね。

実際、人は毎日多くの選択をしています。何気なくやっているようなことでも実は選択の結果なのですね。

さまざまなインターネット情報を見ますと、「一日に35,000回の選択をしている」と書かれています。

睡眠時間以外の時間の2秒に1回、選択している計算です。


いまの自分は選択の積み重ねの結果

いまの自分がこのようにあるのは、いろいろな環境の要素もあるでしょうが、自分の選択の積み重ねの結果であることは否定できないのではないでしょうか。

うまくいかなかったこともそうですが、「うまくいったこと」もありますよね。どうしてうまくいったのだろうと、ふりかえってみるときっと何らかの理由があるはずです。

それも自分の選択とそれに基づいた行動の結果なのですね。

そう考えてくれば、いまの姿を意識したわけでもこうなりたいと願ったわけでなくても、自分の選択、つまり自分の考え方と行動で、いまの自分が出来上がっていると言ってもいいのではないでしょうか。

「結果として」自分のなりたいものになったということですね。


「本当はどうなりたいのか」を明らかにする

大事なのは、いまのうちに「自分のなりたいもの」を明確にしておくということです。

そうすればなんとなく選択を繰り返すのではなくて、自分のなりたいものを意識して、そのための方法を考え、そのための行動を選択するようになるでしょう。

それが本当になりたい自分に近づけていくことになります。

人生100年時代の生き方を考える本として有名な「LIFE SHIFT」(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著)には、「いまあなたがくだそうとしている決断は、未来の自分の厳しい評価に耐えられるだろうか?」と書かれています。

皆さんはいかがでしょうか。


まとめ

Biz Mentor のメンタリングセッションでは、クライアントの皆さんがどうありたいのか、何を実現したいのかを大事にしています。

経験豊富なメンターと「自分は、本当はどうなりたいのか」について話をしてみませんか。

吉森 浩一
吉森 浩一
パナソニックグループでビジネスキャリアをスタートし、その後、大企業など4社で人事部長を務める。自ら企画したアフターファイブの社内勉強会にはいつも数十名が参加。趣味は、卓球・ゴルフ・読書・妻とのウォーキング。

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