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今さら聞けない分からないこと

最近転職した40代後半の方からいただいたご相談でした。

家族の了解を得て決心したが、なかなか思うように進まない。

前職から管理職だったこともあり、新人ぽく素直にわからないことを聞けないなど、厳しい現実に直面しているようでした。

彼の中の何がブレーキになっているのでしょうか?


仕事が手の上で回っていない

転職して1年経ったが、今まで経験のなかったことをやっているので、なかなか思うようにいかない。

お客さんを引き継いで仕事を進めているが、前任者が今月末で退職するので、プレッシャーもある。

そんな中で、「失敗しないかな」「でもやらねば」のような気持ちがいつもある。

仕事が自分の手の上で回っていないと感じている。


置かれている難しい環境

わからないことがあっても、転職してすぐにリモートだったので誰がどんなことを知っているのかもわからず、聞けない。

距離感もつかめず、聞きにくいと感じている。


以前はどうだったのか

前職でも最初は空回りしていた。でも、わからないことは聞けた。

ではなぜ、今は聞けないのか?

確かに距離感はある。もっと大きなブレーキが「何もわかっていない」と思われるんじゃないかという気持ちだと本音を語ってくれました。

誰でもある気持ちだと思います。

「もし、わからないと感じている人から素直に教えて欲しいと言われたら、どう感じますか?」

この質問から、表情が一転し口調が速くなり、声も元気になったのです。

最後にはすごく晴れやかな表情で、明日からの行動目標を宣言してくれました。


いただいた感想からわかること

セッションの終わりに感想をいただきました。

「最初は悩み相談から入り、何かアドバイスもらえないかなと思っていました。話をしているうちに、少しづつ考えが整理されてきて、『壁になってもらえばいいんだ』と気づいてからは、どんどん気持ち良くなって心の整理もできました。この短い時間で、前提も何も話していないのにしっかりと引き出してもらって行動につながる。『のぶコーチすごい!』って素直に感じました」

ありがたい感想をいただきました。

この感想からも、誰かにアドバイスが欲しいときはあるけど、結局自分の中の答えが見つからないと、気持ち良くならないということがよくわかります。

誰もが、自分の中に答えを持っていて、そこにつながる道を探しているんだなと改めて感じました。


まとめ

世の中のどのような立場の人であっても、いろんな悩みや迷いを抱えています。

そんな時にはアドバイスを欲しくなるところだと思いますが、そういった時こそ、自分に向き合うチャンスです。

とはいえ、一人で向き合おうとしても、向き合いたくない部分から目を背けたり、考えが堂々巡りしてしまうことも多いことでしょう。

コーチは、あなたが自分に向き合う時間を共有する存在です。

ゆっくり自分の中の答えを見つけたい時にはお声がけください。

川上 信
川上 信
財閥系企業で製品開発リーダーや、事業本部での企画課長、本社営業部門の営業マネジャーなどを務める。社内で1on1ミーティングを実施し、部下の課長職の著しい成長を実感。 趣味はアウトドアとガーデニング。

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