Biz Mentor のミッション・ビジョン・バリューとは
2020年秋に活動がスタートして約1年が経過した Biz Mentor。これまでの活動を踏まえ、このたび、事業活動の核となる理念体系を策定しました。
今回のブログでは、その内容と策定の背景などをご紹介します。「これから理念体系を策定したい」と考えている方にも参考になれば幸いです。
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策定の背景
悩み多きアラフォー・ビジネスパーソンを、経験豊富なメンターがコーチングと助言(=メンタリング)でサポートする・・・。
そのようなコンセプトで2020年秋に活動をスタートし、昨年は法人や個人に対するサポート実績を積むことで、手応えと自信が得られた1年となりました。
そして、その経験を踏まえ、「より強固な基盤づくりのため、今一度『軸』を見直したい」と思うようになりました。
理念体系の策定にあたっては、創業者のみで取り組むこともあるようですが、我々 Biz Mentor は所属メンターの皆さんと、3ヶ月かけてじっくりと議論し磨き上げて完成。
その結果、完成したものに対するメンター陣の納得感はたいへん強く、我々の思いがこもったとても良いものができたと自負しています。
一般的なメンタリングとの違い
理念体系を策定するにあたり、まず我々自身が、一般的なメンタリングと Biz Mentor の違いを、はっきり認識する必要がありました。
この作業により、サポート対象者やテーマ、目的と手段、それによって得られる効果などがとても明確になりました。
Biz Mentor のメンタリングとは
経験豊かな社外支援者のメンターが、ビジネスリーダーに対して対話による支援を行うこと。
扱うテーマは、対象者の成長やキャリア形成、目標達成や課題解決のほか、組織活性化など。
対話はコーチングを基本として行うが、対象者の要望によりメンターは経験談の開示や助言も行う。
メンターが客観的な視点を提供することにより、対象者の視野が広がり、視座は高まる。
また、メンターを手本とすることで、チームメンバーに対する対象者のサポート力が向上する。
一般的なメンタリングは、新人や若者社員に対して、他部署の先輩社員がメンターとなり、対話を通じて対象者の自発的な成長を支援するものです。
それに対し、Biz Mentor のメンタリングは、ビジネスリーダーに対して経験豊富な社外支援者がメンターを務めます。メンターはコーチングと助言による対話を通じて、対象者の成長や目標達成、組織の活性化を支援します。
策定にあたっては、Biz Mentor の継続的なメンタリングサポートを受けた個人や法人顧客の感想なども踏まえ、作成しました。
Biz Mentor の理念体系
Biz Mentor の理念体系は、「事業領域」「パーパス(存在意義)」「コアバリュー」で構成されています。
なお策定プロセスは、私と大石メンターのコーチングスクール運営時のミッション策定経験や、下記書籍などを参考にして取り組みました。
参考書籍:「ビジョナリーカンパニー ZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる」(ジム・コリンズ 、ビル・ラジアー/日経BP)
Biz Mentor の事業領域
私たちは、
社外支援者としてのメンタリングを通じて、
ビジネスリーダーの成長や組織の活性化を支援する事業を行います。
先ほどの参考書籍などによると、事業領域の策定ポイントは、
- 自社がどういった分野で事業を行なっていくかを述べたもの。
- 将来の環境変化への対応や、差別化要因を明確にするためにも、その事業が提供する本質的な機能を表した定義が望ましい。
とあることから、Biz Mentor の本質的機能は、「ビジネスリーダーの成長や組織の活性化を支援すること」と言えます。
また、客観的な視点を提供できる「社外の支援者」であることが、Biz Mentor を導入する価値の一つと言えるでしょう。
Biz Mentor のパーパス(存在意義)
私たちは、
一人ひとりのビジネスパーソンが、仕事を楽しみながら相互に貢献し、
心豊かに暮らせる社会の実現に寄与します。
参考書籍などによると、パーパス(存在意義)の策定ポイントは、
- 組織が存在する根本的理由。何のために存在するのか?
- 案内星のように、常に追い求める対象だが、完全に達成されることは確認不可能。100年間に渡って会社の指針となる。
とあります。
Biz Mentor の活動によって、ビジネスパーソンが充実したビジネスライフを送れるようになることで、その周囲の家族などにも幸福がもたらされることを願っています。
企業におけるパーパスについては、先日の日本経済新聞にも特集記事が組まれていました。企業の社会への貢献や存在意義を明確にする動きが活発になってきているようです。ご興味ある方は、ぜひお読みください。
「志を探して(1) 御社の存在意義 何ですか 若者、強欲・不平等に「No」 社会のため転換のとき」2021年11月29日 日本経済新聞 (有料会員限定記事)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO77964530Z21C21A1MM8000/
Biz Mentor のコアバリューと理念
- 私たちは、メンターである前に、模範的なリーダーでありコーチであることを体現します。
- 私たちは、個別のみならず、協働して顧客を支援します。
- 私たちは、顧客とともに、対話や成長を楽しみます。
- 私たちは、顧客のみならず、取り巻くステークホルダーの幸福と成長をも心から願います。
- 私たちは、サービス品質の向上とともに、事業の成長を目指します。
参考書籍などによると、コアバリューと理念の策定ポイントは、
- 会社の指針となる原則と信条の体系。会社を導く哲学。
- 絶対に遵守されるべき原則。
- 慣行や戦略は変わってもコアバリューは不変。時代を超える。
とあります。
Biz Mentor の経営理念として、メンター一人ひとりの中にある、共有する価値観を明文化できたことで、一体感やチームワークがとても強くなったように感じています。
サービスの運営に関わる我々一人ひとり、また、これから加わるメンターやコーチも、常にこの理念を肝に銘じて活動していかなければなりません。
決して、表面的・形式的なものではなく、「絶対に遵守されるべき原則」です。
Biz Mentor の長期目標(BHAG-2030)
上述の理念体系に加え、Biz Mentor の長期目標(BHAG)を定めました。
「BHAG」( Big Hairy Audacious Goal ) とは、「社運を賭けた大胆な目標」などと訳され、会社を次のレベルに引き上げ、人を奮い立たせるような長期目標のことを指します。
書籍などによると、BHAGの策定ポイントは、
- 大胆で説得力のある野心的目標。明確なゴールと具体的期限がある。
- 成功の確率は100%ではない。能力を大幅に向上させる必要がある。
- 人々の心を揺さぶり、意欲をかき立てる。容易に理解できる。
- 理想的な時間軸は10〜25年
とあります。
私たちは、次のようなBHAGを策定しました。
Biz Mentor の長期目標(BHAG-2030)
私たちは、
2030年までに、名実ともに、
「ビジネスリーダー向けのメンタリングといえば "Biz Mentor" 」という地位を確立します。
BHAGとしては、ちょうど良い抽象度・具体性ではないかと思います。一方で、検索表示順位や業界シェアなど、目標に近づいている実感を得るための指標も大切でしょう。
また、今後の事情展開については、特に「できるようになる」ことにこだわった1on1導入サポートと合わせた企業向けのサービスを強化していきたいと考え、目下戦略を練っているところです。
どうぞ、これからも Biz Mentor をよろしくお願いいたします。