伝える工夫
「12時の5分前」=「12時 、5分戻りたマエ」
我が家の末娘が通っている特別支援学校(知的障害)での、時計の授業の一コマです。
彼女達にとって自分が見ている目の前が「前」なので、12時の5分前という見えない「前」を認識することは難しいようです。
それでも、「○分前」は日常的に表現されるシーンは少なくないので、彼女たちに理解出来るような表現が、冒頭の「戻りたマエ」です。
伝える工夫
ここで彼女達に「前」とは何ぞや? という解説や説明をすることは、基本的に不要であるということを、皆さんも共感してくれるでしょう。
それよりも「5分戻りたマエ」で理解してもらう、なるほど上手い表現だなと感心してしまいます。
さて、それでは「12時5分」は、どのような工夫が考えられるでしょうか?
5分前は、「5分戻りたマエ」でしたが、5分後はどうでしょう。
「12時、5分進むんだゴー」
こちらも始めて聞いたときは、工夫しているな、面白いなあと感じました。
”伝わる” ことが大事
皆さんの発信も、受け手が理解しない事には始まりません。
発信する内容にもよりますが、様々な人とコミュニケーションをとっていく事が増えてきた今の時代では、相手に伝わる工夫は必要ですね。工夫にはアイディアも必要。
伝えること以外でも、視点を変えた様々なアイディア出しが出来ると、プラスの効果が期待できます。
そのようなアイディア出しにも、メンターを活用してみて下さい。