働きながら、学び、楽しむ生き方
前回は「平均寿命100歳時代に向けて」と掲げさせていただき、 働きながらも学び続けることと、そこでリソースを蓄えることに触れてみました。
今回も続けて、もう少しその生き方をポジティブに考えてみたいと思います。
「マルチステージ」では、学びそして楽しむ
この「学び」と「楽しむ」ことを、もっと取り入れようというのは言うまでも無く、 書籍「LIFE SHIFT2(東洋経済新報社)」の中で提唱されている「マルチステージ」に対応する生き方です。
長く生きるということは、その分多くのステージに遭遇することになります。 そこでは仕事もマルチステージ化していき、それに対応する為に新たな「学び」が必要になるということですね。
加えて、「楽しむ」ことも晩年に先送りせずに、今まで以上に「働き続ける今」に取り入れていこうということです。
そうして、心身ともに健全で豊かに働き続けようということです。
第二領域を優先した計画を
この「学ぶ」ことと「楽しむ」ことは、多くのビジネスマンにとっては「第二領域」です。 第二領域とは、「緊急ではないが重要なこと」です。
しかし、多忙を極めるビジネスマンは、否応なしに第一領域の「緊急で重要なこと」に多くの時間が囚われます。 そこを変えるには計画に工夫が必要です。
この「学ぶ」「楽しむ」ための計画を最初に立てます。 そしてそれらを優先して、週間、月間、年間のスケジュールを組むのです。
加えて、その計画を遂行することに妥協しないことです。 例えば、周囲からの様々な要請に応えて「その日(時間)は、調整できますよ」としがちな、第二領域に使う時間を安易に放出しないことです。
ここをできるだけ踏ん張って、第二領域の時間を確保しましょう。 きっと、多くの大切な計画が実行に結びついていくことでしょう。
何よりリーダーの率先垂範を
さて、リーダーの皆さんは、すでに「学ぶ」を率先垂範されていると思います。 また多くのリーダーが、「楽しむ」こともしっかり実践されていることでしょう。
リーダーは、後に続くメンバーに「私もこうなりたい!」という姿を見せることが、 心がけとして大切です。
この「LIFE SHIFT」に対応する生き方も、 先駆ける人の姿から、周囲に明るい未来を感じさせることが重要だそうです。
リーダーは、そんな明るい未来を働く仲間と語り合ってください。 夫々が「学ぶ目標」と「楽しむ目標」を設定し、 多くの人にとって、この一年が「LIFE SHIFT元年」になるといいですね。
まとめ
働きながらも学んで楽しむ生き方、そんな日々を送れるならば、 是非100歳まで生きてみたいと思いませんか。
どうやら、その率先垂範もリーダーのお役目のようです。 ビジネスを語り合いながら、そんなこともBiz Mentorと共有していきましょう。