あなたの日常に「調身」「調息」「調心」を
先月のブログ『2022年あなたの“今年の漢字”は何ですか?』の中でご紹介した“調”。
本日のブログでは、私がその漢字を選択するに至った理由をお話したいと思います。
“調”に込められた思いとは?
先月のブログの中で、私は“調”の字を選択しました。
この漢字には、「チョウ」「しらべる」「ととのえる」などの読み方(意味)がありますが、私の場合は「ととのえる」に注目しました。
私の仕事は講師・コーチ業になるわけですが、目の前の受講者やクライアントに集中するために、心身ともに常に「ととのえ」た状態で臨もう、というものです。
次に、私が中でも「ととのえる」という意味に注目した理由をお話したいと思います。
座禅の三つの基本「調身」「調息」「調心」
これらの言葉は、ヨガや瞑想の経験をされたことのある方は、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
私は、ここ2年程、「マインドフルネス×コーチング」を学んでいるのですが、そこでこれらの言葉に出会いました。
- 調身:身体を調(ととの)えること
- 調息:呼吸を調えること
-
調心:精神を調えること
私がマインドフルネスを学んだ時、講師の方のお話が印象的でした。それは以下のようなものでした。
「体(身体)や呼吸や心(精神)は密接に関わっています。例えば、心が乱れれば呼吸や姿勢が乱れます。逆に心を調えようとするならば、呼吸や姿勢を調えれば良いのです。」
これらは、元々座禅における基本姿勢を示すものですが、実は日常の様々な場面で活かせそうです。
まとめ
私の場合は、これらが自らの仕事(コーチング)に親和性の高いものであると考え、普段から意識することを心掛ける意味で“調”をいう漢字を選択しました。
コロナ禍の中、組織やチームのリーダーとして多忙を極めるあなた。知らず知らずのうちに、心が乱れていることもあるでしょう。
そんな時、パフォーマンス向上のためにぜひ「調身」「調息」「調心」の言葉を思い出していただき、自らを調えてから仕事に取り組んでいただきたいと思います。