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立ち止まって、キャリアを見直す機会

「がむしゃらに、ここまで突っ走ってきた! これまで結果もまずまず出してきた。ポジションも着実に上がって、部下の数も年々多くなってきている。そして今年の目標は○○だ!」

このような成功者である皆さんでも、ふと「このままで良いのだろうか?」と思うことはありませんか?


仲間たちとの会話

「その歳で良く決心したよね、まだ定年まで数年残っているのに?」

「サラリーマンを早めに卒業して、プロコーチとして独立起業する」と私が飲み会の席で伝えた時、同年代の仲間からは、半ば揶揄するような質問をされたことを思い出した。

「確かにそうだね。でも我々まだまだ、あと30年くらいは生きることになると思うけど、みんなはこの後、何をしていくの?」

酔った勢いも手伝って、私は少し挑発的な質問を仲間に投げてみた。こういう問いには沈黙が避けれられないのは想定済みである。

しばらく間があってから、仲間の一人がこう打ち明ける。

「いやー、分からないんだよね。というか正確に言うと、そんなことを考えている余裕がないんだ!」

この酒席に参加している私の仲間たちは、外資系企業を何社か渡り歩き、その度ごとに職位も上がり、部下の人数も増えている、いわゆる「仕事の出来る」人たちである。

職務スキルも高く、実践経験も多い。モチベーションも高く、良い意味で我慢強い組織人。ビジネスパーソンとしてはもう申し分ない。

そのような優秀な彼ら彼女らが、「自分の今後のことが考えられない」とぼやいている。

「私が心配しているのは、みんなの納得の度合なんだ。」

私に目を向ける仲間一人一人に視線を合わせながら、

「これまで仕事やプライベートで培ってきているにも拘らず、自分では気が付いていない才能や能力があるはず。それを認識することなしに、このまま忙しさにかまけて、今の延長線上の人生で良いのか?」

私も少し酔いが回ってきた。

「そろそろ一度、考えても良いタイミングのように感じるんだ。」


残念に思うこと

会社一筋の人生が悪いなんて全く思わない。いやむしろ私は、それは大いに貴ばれる考えであり、姿勢であると強く思う。

そういう仲間たちを心から尊敬している。余計なお世話かも知れない。しかし、気の合う仲間だからこそ気が付いて欲しい。

このような私の働きかけに仲間の何人かは頷いていた。しかし、その後で実際に行動を起こした人は、残念ながら多くはない。


キャリアを見直す5つのタイミング

部下には助言をしたり、諭したり、導いたり、さすが仕事が出来る上司であるあなたも、自分のことになるとどうだろうか? 

得てして視野が狭くなったり、重要なことは先送りしてしまうことが多いのではないだろうか?

このままの状態が続くとは思っていない。頭では分かっている。他人から言われればその通りだと感じる。

しかし、最初の一歩が踏み出せない。だからこそ一度立ち止まって、見直す機会を「無理にでも」作ることが、先ずは大切だと感じるのだ。

では自らのキャリアを見直す機会には、どのようなタイミングがあるだろうか? 

私は次の5つのタイミングをあげてみたい。


( 1 ) 社内での異動や配置転換

本人の希望の有無に関わらず遭遇する異動や配転。組織の常ではあるが、この変化を自分としてどう捉えるのか、がとても重要である。

異動後の職種・部署が自分自身のキャリアの方向性と照らし合わせてどうなのか? 自分が「太れる」異動なのか、それとも「回り道」を強いられる配転なのか?

私は大学卒入社3年目の25歳の時、ソフトウェア開発子会社へ出向を命ぜられた。総勢25人ほどのエンジニアリング会社で人事総務経理など管理部門を一人で任されたのだ。

一介の経理マンからの転身だったため、仕事の幅広さと一人で仕事を進められる楽しさを味わうことができた「太れる」配転だった。

( 2 ) 資格の取得

そもそも、その資格を取ろうと思ったきっかけは何か? そして取得した資格をこれからどう活かすのか?

資格取得は身を助ける武器となる可能性が高いため、今後のキャリアを見つめ直すこときっかけになる。

しかし、必ずしも、転職や独立に結びつける必要はない。社内で活用するという柔軟な姿勢も重要である。

私は中小企業診断士の資格を取得し、コンサルティング会社への転職も一瞬頭をよぎったが、時期尚早と断念した経験がある。

( 3 ) 勤務先企業の変化

規模の大小に関わらず、昨今は生き残りを賭けて企業活動が増々ダイナミックになってきている。

M&Aや事業の一部売却という戦略は確実に増加しつつあり、また事業戦略を大きく転換させる企業も出てきている。

そのような自社の動きを、自分自身のキャリア構築という観点でどう捉えるか?チャレンジングだと前向きに捉え、自己成長の糧にしていくのか、それとも、会社論理に翻弄されるのを避け、他の会社に自らの道を見出すのか?

( 4 ) 家族や知人との会話

ご近所様の状況や人づてに聞く知人の消息など、好むと好まざるに関わらず情報は耳に入ってくるもの。自分には関係ないと脇へ置くことが多いが、それは本当に他人事だろうか?

人生は何が起こるか予見できない。「会社での仕事人生だけが自分の人生ではないはず」と頭では理解していたとしても、身近な人の転機を目の当たりにすると否が応でも考える機会となるはずだ。

( 5 ) 「定年」という言葉が頭をよぎる時

これは私自身が50歳を少し過ぎた辺りで感じたこと。

定年年齢が少しずつ65歳まで延長されることは見えていたが、「今の仕事をこの先10年以上も続けるのか?」と自問した時、これまでのキャリアを振り返り、そして、この先の働き方を考えるようになった。


まとめ・教訓

キャリアを見直すためには、まずは「立ち止まる勇気」が必要です。

それまでのキャリアを継続するにせよ、転換を図るにせよ、今ここで歩みを止めて、これまでの道筋を一度振り返ってみる。

すると必ずや、皆さん一人一人が大切にしたい「価値観」が見えてくるはずです。

「キャリアについて考えてみたい」「自分の価値観を再確認したい」そう感じたらぜひお声がけを。

メンターは伴走しながら、皆さんが人生の羅針盤を見つけ出すお手伝いをさせて頂きます。

砂村 義雄
砂村 義雄
上智大学経済学部卒。外資系大手企業などで財務経理本部長などを歴任し独立。 経営者を対象としたエグゼクティブ・コーチング、及び企業向けにコーチングとコンサルティングを掛け合わせた「協業型コンサルティング」を提供。また「1on1ミーティング」導入支援や管理職研修を通じて、組織開発・企業風土改革のプロジェクトを展開中。名古屋商科大学大学院 経営学修士(MBA)取得

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