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話すことと聞くこと

これまでに、何度か台湾駐在時代の話をご紹介しましたが、今回はアメリカ駐在時代の話になります。

幼少期から相手を説得する教育を受けるアメリカ人を相手に苦戦。猛烈営業マンは理論的にしゃべくり倒して、相手を圧倒しなければと思っていて、聴くことを学ぶことはなかった。

でも”聴く”を意識すると、違った景色が見えるという話です。


紫色のジャカランタ

4月になると、日本では桜が一斉に咲き、記憶の中に思い出と共に刻み込まれますね。

私が住んでいた南カリフォルニアでも春(明確な四季はありませんが)になると桜と同じように葉がなく小さな花が一斉に咲き木を道端によく見るようになります。

ジャカランタという木で、薄いピンクと違って濃い紫色なので情緒はありませんが(笑)。

この時期にお客様との会話でアイスブレークになる話題は桜とジャカランタの話でした。


会話の主導権をどう取るか

アメリカには8年間住みましたが、それでも英語を完全にマスターすることは困難です。

仕事で使う英語は、一定の決まった単語と表現になるので、コミュニケーションに困ることはなくなります。

しかし、食事やパーティになると話題が多様になり、ついていけません。そこで、いかに会話のイニシャティブを取るかで必死になります。

特に相手は人前で話す訓練を小学校からしてきたアメリカ人。 まずは鉄板トピックの桜と日本文化の話をして、相手が別のトピックを持ち出せば、「ところで、ジャカランタはさあ。。。」と切り返す(笑)。

相手の話を聞くというより、次に自分が何を話すかを必死で考えて会話の主導権を保持することだけを考えていました


話す>聴く?

自分の英語力の弱さもあって、こちらが主導権をとって話し続け、相手の話は聞いているフリ(英語が理解できない!)をしてました。

しかし、コーチングを学ぶようになって、実は日本でも同じことしている自分がいたことに気づきました。

相手の話を聞いているフリをしながら、次の発言内容を考えたり、つまらない話ならこっそりと携帯でメールをチェックしてみたり。

不意に発言を求められて、トンチンカンな話をしてみたりって、経験ないでしょうか? 

人を説得するためのにロジックを組み立て、相手を説得する。そんな社内外の研修も多いし、当然のように”話す”ことは意識して仕事をしていると思います。

考えてみれば、”聴く”研修などは受けたこともないし、意識したこともなかったために、このアンバランス(話す>聴く)になっているんだな、と。


いつもと違った景色が見える

人と話をするときに、いかに相手の話を聞いていないか。会議で自分の発言前とか、興味ない人の話とか、上司の朝礼とか。

また、部下との人事面談や1on1においても、ともすると自分の主張をどう伝えるかに集中することが多いのではないでしょうか。

「聴く」ために集中力を上げることは、思ったよりエネルギーを使います。まずは人と話をするときは携帯を机上に置かないとか、強く意識して相手の話に興味を持ってみませんか? 

さらに、マイコーチをつけることで、表面的な「聞く」ではなく、本当の「聴く」力を感じる機会に接してみると、いつもの景色が変わって見えると思います。


まとめ

パブリックスピーチやディベートなどを学校でしっかり教育される文化の中に入り、負けじと話すことに意識が偏っていた。

いや、英語力不足をカバーするために、聴くより話すことばかりを考えていたあの頃。

花はジャカランタでも、桜でも、じっくり相手の話に寄り添って共感する時間を持つと、それぞれの色は違えどそれまで気づかなかった美しさを発見するのだと思います。

森谷 均
森谷 均
ノエビアの台湾法人、米国法人の社長を務める。その後、外資系化粧品会社の日本法人立ち上げなどに加わるなど化粧品業界で幅広く活動。若手リーダーの夢や目標に並走することに喜びを感じている。趣味は、居合道・剣道・映画鑑賞・日曜大工。

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