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管理職が1on1・メンタリングを受けるとどうなるか

先日、数ヶ月にわたって取り組んだ、ある企業へのメンタリングサポートの振返りの会が開催されました。

社外メンターのサポートを受けたリーダー職(部長職)の方々の感想の一部をご紹介します。

管理職のリーダーシップや1on1実践力の向上をご検討されている方のご参考になれば幸いです。


導入プログラムの概要

  • 企業:外資系IT企業
  • 対象職:部長職(7名)
  • 内容:社外メンターによる継続メンタリングサポート(3ヶ月間)他
  • Biz Mentor:砂村義雄メンター、吉森浩一メンター、松木幹一郎メンター


「社外メンターによる継続メンタリングサポート」とは、管理職・リーダーを対象とした、ビジネス経験が豊富な社外メンター(プロフェッショナル・コーチ)による  1on1サポート(メンタリング)です。



メンタリングサポートを受けた管理職の声

【1】メンバーの積極性を感じるようになった

(Iさん・マネージャー・女性 )

 これまで1on1を受けたことも実施したこともありませんでした。今回はじめて社外のメンターの方から1on1を3ヶ月に渡って受けたのですが、メンターのMさんは優しい方だったので、毎回安心して1on1に飛び込んでいけました。自分自身も、自分のチームのメンバーからそのように思ってもらえる存在になりたいと思いました。

 そして、この機会にチームのメンバーの一人ひとりと毎週1回の1on1を実施するようにしたところ、これまで自分からはあまり発言しなかったような人も、1on1に向けて、あれを話そう、これを話そうと話題を用意してくれるようになり、予定の1時間では終わらないことも(笑) 「本当にみんな、色んなことを考えて日々仕事をしてくれているんだな」ということが分かるようになり、とても良かったです。

 その他にも、チームメンバーとの1on1で分かったことは、「みんな不安を持っていたんだな」ということ。まだ試行錯誤中ではありますが、みんなの不安を安心感に変えていけるように、力になっていきたいと思っています。

【2】メンバーの意見やアイデアがポジティブなものになった

( Aさん・部長・男性 )

 以前は月1度、主に業務報告が中心の部下との1on1でしたが、今は3週間に1度にして、年間の目標設定とか、資格取得に向けたプロセス設定などについて部下と話しています。

 1on1のやり方を変えてから、業務の中で悪い出来事が起きても、メンバーの思考は「その裏には必ず良いところがある」と考えるように変わってきました。自分的には「メンバーに主体性が出てきた」と感じていますが、メンバーたちにしてみれば「やっと主体性が出せるようになったな」と感じているかもしれません。

 メンバーのアイデアや意見などの質が変わってきているように感じています。

【3】主体性が引き出されるのは「マネジメント」よりも「コーチング」と分かった

( Yさん・部長・男性 )

 仕事の中で色々な出来事が起こるが、マネジメント(管理)ではなく、コーチング(支援)という観点は、とても効率的で、とても腹落ち感が強いということを感じました。

 他部署との関係の中である問題を抱えていたのですが、メンターとの会話の中で「自分達はどうしたいのか?」という問いが生まれ、ポジティブなエネルギーを感じながら、発想したり行動することができました。会社や上司から「これをやりなさい」と言われるよりも、「自分はどうしたいのか」と考えるエネルギーや原動力はとても大きいと感じました。

 メンタリングを担当していただいたYメンターには本当に感謝です。

【4】一方的な会話が改善した

( Sさん・部長・男性 )

 16人の部下に対して、以前から1on1を行なっていました。でも、私が一方的に話すことが多かったように思います。

 メンターのSさんとの会話の中で強く感じたことは、私が話し始めるまで、Sさんがずっと待っていたことです。「どうですか?」と一言だけ(笑)「これぐらいじゃないと、相手から話を引き出せないんだな」と感じました。そして私が、「実は、今週こんなことがありまして…」とか、「そのことなんですけど…」と会話が始まっていくんですよね。その延長線上が、コーチングだったり、信頼関係の構築に繋がると気づきました。

 自分のチームメンバーとの1on1では、それができていなかったことが分かりました。今は、部下が安心して何でも話せる1on1にするために、いろいろ工夫をして取り組んでいます。

 メンターとの会話は、自分にとても有効な時間でした。 

【5】部下から”気づき”を引き出せるようになった

( Kさん・部長・男性 )

 以前は1on1を実施していませんでしたが、今は週1回の頻度で部下と行なっています。部下の中には、おとなしくて自分から積極的に話さないタイプの人もいるのですが、以前の私であれば、私がイニシアチブやリードをとるような形で話してしまっていて、部下の話を聴くということはほとんどありませんでした。

 今は、1on1をやる中で、「あぁ、今は沈黙して待つ時間だな」とか、「”気づき” のための時間だな」と思うことが増えてきています。部下も「何か話さなくちゃ」と感じて話すようになり、「あぁ、まさにこれが勉強したことだな」と感じています。

まとめ

1on1を導入する企業や管理職が増えてきている一方で、その実践方法は個人に委ねられていることも多く、「このやり方で良いのだろうか?」「他の人はどのように行なっているのだろうか?」という疑問の声も多くありません。

そのような管理職の方々が、社外のプロフェッショナル・メンターによる1on1をメンティとして体験することで、1on1本来の効果を感じたり、実践に生かせるようになります。

効果を実感した管理職が部下との1on1に役立て、次のような効果を感じられています。

  • 部下の意見やアイデアがポジティブに変化した
  • 部下の積極性を感じるようになった
  • 主体性が引き出されるのは「マネジメント」よりも「コーチング」だと分かった
  • 部下との一方的な会話が改善した
  • 部下から”気づき”を引き出せるようになった

Biz Mentor は、管理職のリーダーシップや1on1実践力の向上についてのご相談をお受けしています。

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