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「育てる」経験を通して成長しよう

人の学びは、その7割が自らの経験に因るのだそうです。 それも「連携」「変革」「育成」という3つの行動が、特に自身の成長へつながるそうです。

前回まで、その「つなぐ」「変える」について少し触れてみました。 今回は、「育てる」という3つ目の経験を考えてみます。


信頼関係を築こう

さて、皆さんには“ロールモデル”といえる人はいますか。

ロールモデルの存在は成長への鏡であり、また明るい道筋になります。 ロールモデルといわれる人は信頼を集めていると思います。

ですから、その周辺にはたくさんの仲間が集まってきます。 そこには信頼関係がありますから、多くの本音や事実が語られるようになり、 安全な場として安心して行動することができます。

このようなリーダーの下では、人は大いに成長していくことでしょう。 なぜなら、自らの潜在力を安心して発揮できるからです。

安心、安全な場をつくり、信頼関係を築いていること、それはまさに「育てる」ことに通じます。


人の強みを伝えてあげよう

人を育てるには、その人の「強みを伸ばすこと」とはよく言われることです。 その為には、その人に自分の「強み」を認識してもらわなければなりません。

強みとは、その人が普通に営んでいることですから、 往々にして本人はそれが強みだとは気づいていないことがあります。 従ってことさら、その強みを本人に伝えてあげることが大切です。

強みはより活用することで、さらに強力なものへと進化していくからです。 さて、本人もなかなか気づいていないとするならば、どうやって見つけていきましょうか。

人の強みを見つけるには、観察することに加えて対話がとても有効です。 そこでは、今まで大変上手くいったことや、とても感動したことなどを話してもらい、 相手が大切にしていることなどを聴いてあげてください。

そうして見えてきた強みを伝えてあげて、背中を押して激励してあげることが、 その人を育てることに通じます。


ともに成長しよう

育成とは「自分を超える人材に育てること」などといわれます。 「自分を超える」とは、「今現在の自分を超えること」と解釈します。

したがって、自分自身が更に成長を続けることが必要です。 リーダー自身が成長を続けて、先ずは今の自分を超えるのです。

そのように常に先を目指して進んで行くリーダーと行動を共にすることで、 人は成長していくのです。 育てるということは、ともに成長を続けるということです。

リーダー自身が自らの成長を願い、率先して階段を上り続けるならば、 ともに働く仲間を「育てる」人となっているのです。


まとめ

人を「育てる」ということは、自分自身が成長していくことなのですね。 信頼の場をつくり、対話を重ねて、率先垂範の行動をしていく。

それは、直接的に指導する部下がいない人でも出来ることです。 その結果として、みんなのロールモデルになっているといいですね。

私たち Biz Mentor は、そのようなリーダーを応援しています。

松木 幹一郎
松木 幹一郎
東証1部上場の電気機器メーカーにて、役員・理事などを歴任。現在は非常勤顧問として、組織開発の支援。新入社員時代は、営業担当として飛び込み営業から開始、若い頃は売れずに苦悩の毎日を過ごす。中間管理職時代では、徹底した新規顧客開拓により担当エリア内顧客シェア90%を獲得し、年間売上を300%にまで拡大、事業基盤を構築。現在は、組織開発の内部実践者としてオフサイトミーティングなどを実践。全国にファシリテーターを108名育成し、組織開発の礎を構築した。趣味は、サッカー、ウクレレ、カラオケ。

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