管理職が外部メンターの1on1を受けるとどうなるか?(管理職の感想・その1)
1on1を実践する管理職が、社外のプロメンターの1on1(メンタリング)を受けるとどうなるのでしょうか?
今回のブログでは、管理職の方々の感想を交え、ご紹介したいと思います。
管理職が外部メンターの1on1を受ける理由
そもそも、社内で1on1を実践する管理職が、外部メンターの1on1を受ける理由は何なのでしょうか? 主に2つの目的があります。
1つは、プロのメンター・コーチから1on1をメンティとして受けることで、1on1本来の効果を体感することができるからです。
いくら1on1研修で1on1のやり方を学んだり、研修の中の短い時間で演習を行なっても、1on1本来の効果を強く実感することは難しいでしょう。
プロメンターの1on1を数ヶ月・複数回受けることで、1on1本来の効果を実感し、組織内で実践することの重要性について深く納得できるようになるからです。
2つ目の目的は、1つ目の目的の延長上にあることですが、プロメンターの1on1を手本とすることであり、管理職自身が自分の部下と行う1on1に反映することができるようになることです。
これらの2つが、管理職が外部のプロメンターの1on1を受ける目的であり、効果でもあります。
管理職が語る1on1メンティ体験の感想
それでは、プロメンターの1on1を受けた管理職の方々の感想をご紹介しましょう(Biz Mentor が提供した法人向けサービスより)。
“1on1を通してメンターから部下を「応援する」という意志が強く伝わることは、1on1を受ける側からはとても頼もしく、仕事に対するやる気を押し上げる効果があると感じました。今回のセッションのように、よどみなく「応援する」メンターとして振る舞うことが私ができるようになれば、部下の仕事をサポートする大きな力になります。このような接し方があるのか…と驚きました。(O.Kさん)”
“話しやすく、自分が一番考えたいテーマは何かを見つける事が出来たと感じます。傾聴スタイルの重要性を学びました。メンターとのセッションを通じて、現在部下と取り組んでいる1on1に必要な事を学ぶ事が出来たと感じてます。このセッションを通じて、少しでも1on1が役に立つ組織にしたいと感じました。(O.Tさん)”
“「なるほど」や「そうか」といった相槌や、「~さんは、~と思ったのですね」などリフレインする事で、聞いてもらっているという安心感が得られたので、実践しようと思いました。(T.Tさん)”
“傾聴の重要性を実感しました。メンティ側になって実感したことは、”傾聴”されるととても話しやすく、自分の気持ちをわかってもらっていると感じ、とても心地よくなりました。(W.Tさん)”
“前回立てた目標に対し、2週間でどこまで進捗したか再確認が出来ました。また、今後向かう目標を明確にして頂きました。(T.Sさん)
“効率的な仕事の進め方について言葉に出すことで、今後実施すべきこと、出来ることが分かってきたことが収穫でした。(中略)30分という短い時間ではありましたが、中身の濃いものだと感じたので、自身が実施する際にもそのように感じてもらえるようにしたいです。(H.Nさん)"
“私自身の部下との1on1についての悩みを話すことができ、ありがたかったです。入社後2~3年のキャリアメンバーが多い事を話し、「ティーチングも必要」とアドバイスしてもらえたことも良かったです。(I.Eさん)”
“話しながら、「ふと思ったのですが・・・」と会話をしました。思っている事は沢山あっても、話しているうちに考え方が広がる事がある事が学びになりました。私にとっては、沈黙が考えを広げるきっかけになっていたと思います。(M.Kさん)”
“終わった後で、部下の事を考え、〇〇さんならどう反応しただろうか、と部下との1on1セッションを想像しました。考えすぎて先入観につながり、誘導にならないように気を付ける必要がありますが、より充実した時間にするためにも、このような振り返りは続けていきたいと思います。(M.Kさん)”
“傾聴をしっかりとすること。勇気づけの言葉や自身の体験を話して失敗した時の気づきや学びも成長につながるということ。冒頭で私自身が消極的な発言をしてしまったにも関わらず、応援していただいている姿勢が印象的でした。(A.Kさん)”
まとめ
いかがでしたでしょうか。管理職が外部のプロメンターの1on1を体験する目的・効果は次のとおりです。
- メンティの立場で1on1を受けることで、1on1の効果・実践の意味を深く実感する
- プロメンターをロールモデル・手本とし、自身が実践する部下との1on1に役立てることができる
Biz Mentor では、1on1に関するご相談を受け付けています。特に「1on1を始めたが、うまくいっていない」とお感じであれば、お気軽に ご相談・お問い合わせ ください。